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らくご長屋 扇辰独演会 [落語]

らくご長屋 第10回扇辰独演会
於:中野 なかの芸能小劇場

入船亭辰ぢろ『子ほめ』
入船亭扇辰『目黒の秋刀魚』
入船亭扇辰『五人廻し』

本日3公演め。
移動はないので楽だが、微妙な時間があいて困る。30分から1時間もあけば喫茶店にでも行くが、20分とかだからなあ……。

辰ぢろさん、久しぶりに会う先輩などに「丸くなった?」と聞かれるそうな。確かにちょっとそう見える。

扇辰師の一席め、第一声が「『子ほめ』やりてぇ〜!」。寄席などでは扇辰師ほどのキャリアの方は演る機会がないが、学校寄席などでは大ウケだという。弟子への評価が厳しい。
「辰ぢろはウチでも結構食べるんだ。でも小辰には敵わない。アイツ今でもすごい食うんだよ」だそうだ。そういえば小辰さんは最近どこかのマクラで自分が大食い(落語界では「大ノセ」というらしい)であると話していた。前座の頃はそれで市馬師にかわいがられたらしい。さすが柳家。
「アイツは今でも十日にいっぺんくらいウチに来るんだけど、そうすると朝に5合炊いてアタシとかみさん、辰ぢろと4人なのに晩飯のときには米がないの。アタシら夫婦は1合も食べないよ」だそうで。辰ノ助さんはは見掛けによらずあまり食べず、少量を長い時間かけてたべるのだとか。辰ぢろさんは弁当を買ってこさせると肉のものばかり食べているそうで。そら若いからねえ。夜に何を食べているか聞くと、寝る前にシュークリームを食べているのだとか。「だから丸くなるんだよ!」。確かに。でも夜中の甘いものは美味しいからなあ。
暦の上では秋だということと食べ物の話から『目黒の秋刀魚』に。もちろん今シーズン初。ちょっと今日のはクサ過ぎというかやりすぎなような……。殿様の稚気が溢れ過ぎな感じ。

二席め、扇辰師の『五人廻し』は初めて。扇辰師直伝の小辰さんのは何度か聴いているが。
ひとりめから四人目までさまざまな人物がそれぞれキャラが立っていて楽しい。
ふたりめの軍人? 役人? の権柄ずくな感じもいいが、やはり四人目の通人気取りがだんだんと本性を表していく様子がサイコっぽくて怖面白い。
最後のお大尽と花魁の野暮と婀娜の対比がさすが。
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