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柳家小せん勉強会 鐙の会 [落語]

柳家小せん勉強会 鐙の会
於:高円寺 koenji HACO

柳家ひろ馬『金明竹』
柳家小せん『盃の殿様』
柳家小せん『鷺とり』

高2の姪っ子が盲腸で入院していたらしい。
本当は昨日のお彼岸に墓参りに行ったときに渡せればよかったのだろうが、先月墓参りしたばかりだし、仕事でヘトヘトなのでパスしてしまう。
最近は盲腸でもほとんど切らないと聞いていたが、お腹の左右とへその辺りを1cmばかり切ったのだとか。俺は10cm近く切ったんだけどなあ。しかも小学生の成長期だったから傷がひきつれちゃって汚い感じに……。さすがに姪っ子に向かって「それじゃあアソコツルツルか、ゲハハハハ」というお約束盲腸セクハラをかますワケにはいかず(誰にもかませないけど)、おとなしくLINEでお見舞いのAmazonギフト券を贈っておく。こういうところでいい叔父アピールしとかないとね。しかし今は便利ですな。

さて毎月開かれている小せん師の会。
前々から行きたいと思っていたのだが、基本的に平日なので諦めていた。昨今の事情で数回のみ土日の夕方にしたのだとか。初めて行けて嬉しい。

前座のひろ馬さん、目鼻のはっきりした役者のような顔立ち。どことなく好二郎さんに似ているような気がする。
噺はまだ覚えたのを一所懸命やっている感じ。頑張れ。

小せん師の一席め、今日は荒天だけれども暖かく、春が近づいてきたと話す。暖かくなると浮かれた気分になると『盃の殿様』に。
あまり聴く機会がない噺で、今まで2〜3回しか聴いたことがない。特に真打で聴くのは初めてではないだろうか。
駄々っ子の殿様も小せん師がやるとどことなく品があるというか、どこか愛嬌があるというか。
国元に帰ってから家老の弥十郎を傾城の花扇に見立てて酌をさせ、「もっと痛いような痛くないような加減で余の膝をつねらんか」といったときの弥十郎の表情がお見事。「こんな恥辱……」とセリフとともにかしずかされるのがおかしい。
考えてみたらこの噺、江戸時代のリモート飲み会じゃないか。
リモートで酒を受けた花扇の飲みっぷりが色っぽい。

二席めは「ごく軽く、バカバカしい噺を」ということで『鷺とり』に。
「全編『そんなわけないだろう』という感じで、いかにも落語じゃないですか」とのこと。二ツ目のわか馬時代にも何度か聴いたなあ。
ここ最近は一蔵さんのパワフルなものばかりだが、小せん師の飄々とした軽い感じのも実にいい。
このさらっとした感じが小せん師の魅力のように思う。
さらっとしつつも全体が笑いに包まれ、聴いていて疲れないのがいい。

いつもなら高円寺にはバイクで行くのだが、さすがに今日は電車で。久しぶりに新宿通ったけど人多いなあ……。
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