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だんだん30 [落語]

だんだん30
於:日暮里 にっぽり館

林家たけ平 三遊亭萬橘 ミニおしゃべり
林家たけ平『宿題』
三遊亭萬橘『蝦蟇の油』

2週続けてのだんだん30。3つの会連続でにっぽり館のたけ平萬橘コンビというのも私の中では珍しい。

まずはおしゃべり。
「頭を使う」ことがテーマで話が始まる。たけ平師は「俺そういうのダメ。頭使うの苦手」と初手から投げ出すと萬橘師は「そうだろうね」と淡々と返す。「落語は頭使わなくていいの。お客さんだって使ってないよ」というたけ平師と「なんてことを言うんだ」とツッコむ萬橘師。いつもと立場が逆のような。
「頭を使うにはなぞなぞがいい」とオリジナルなぞなぞを考える。
これ毎回台本作ってるのかな。まあある程度は作られているんだろうが、なにがアドリブでどこまでが台本なのか気になる。

たけ平師は寄席で何度か聞いたことがある子どもの宿題の噺。
鶴亀算の噺で、本来なら解答がわからなかった父親が会社の部下に解き方を教わるところまであるのだが、今日は父の珍回答に「冗談言っちゃけねえ」で終わるという「前座噺か!」といいそうになる終わり方。いや面白かったけどね。
どうも萬橘師もそこで終わるとは思っていなかったらしく、送り囃子が鳴らず高座を降りたたけ平師が「おい音楽!」と声をかけてようやく音が鳴る。

萬橘師は「あんなところで終わるとは思っていないから、いきなり対応できない」とぼやく。確かに噺を知っている分「まだ終わるまで先だろう」と油断するだろうなあ。実際私も「これから京大出の新人が出てくる場面だな」と思ったところで終わったから面食らったし。
珍しい商売ということで路上販売を挙げて蝦蟇の油売りに。
朝だからか言い立ての端切れがあまりよろしくないようで、若干聞き取りづらかったかな。が、酔っ払ってからの面白さはさすが。眠そうに白目を剥いたり目線が怪しかったりと酔っぱらいの仕草が秀逸。
ガマのいる場所を「ここから北の筑波山じゃねえのかよ!」と周りからツッコまれたときに「こんなものは日本全国に分布しています!」という言い方が理屈っぽい萬橘師らしくて面白い。

結局今日も10分オーバー。なかなか30分で終わらせることは難しそう。こちらはありがたいけどね。
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