SSブログ

桂吉弥 三遊亭兼好二人会 [落語]

桂吉弥 三遊亭兼好二人会
於:渋谷 渋谷区文化総合センター 大和田伝承ホール

桂小鯛『時うどん』
三遊亭兼好『小言幸兵衛』
桂吉弥『宿屋の富』

なんとなくボケッとして時間が過ぎる。
いろいろやらなきゃならないことも多いのに、一向にはかどらない。なんか最近そんなのばっか。
この会も16時開演という微妙な時間で昼メシもそれに合わせて半端な時間に食べる。

まあそんなのはどうでもよくて。

正直に言えば今日は失敗。
つーか一席ずつで前売3千円はぼったくりすぎ。

おそらく落語好きの頭の中には噺家の単価というものがあると思う。
つまりその人の一席にいくら払えるか、というもの。
たとえば私の中では兼好師だったら一席1800円くらいまでなら払う。そのほかこのブログによく出てくる追いかけてる真打なら1500円くらい、一蔵小辰レベルの二ツ目なら1200円くらいとかかなあ。つまり兼好師なら二席だったら木戸銭3600円までだったらOK。だいたい兼好師の場合その値段なら三席プラス前座とゲストがあるので、私的にはおトク。
出演者の顔付と自分の中の単価表と突き合わせ、自分の中の総額が木戸銭よりも高ければ行く、という見積を多分皆やっているのではないだろうか。やってない?

で、だ。
正直私は上方落語苦手なので単価的にはほぼ0。せいぜい300円くらい。下手したらマイナス。
だけど、「二人会」というからには二席ずつ演るんだろうと思ってチケットとったわけで。
言ってしまえば「まあ上方もいるけど兼好師だけで3600円分あるから上方マイナス分があったとしてもいっか」と思ったわけだ。
それがどうですか。
一席ずつって。これじゃあせいぜい2000円しか出せませんなー。もっと正直に言えば上方二席マイナスで1500円かな。
終演後に「どっかに『一席ずつ』って書いてあったよ」と兼好追っかけ仲間から聞いたけどなにそれ知らない。「この後に吉弥さんは二席やる会があるみたいよ」とも。知らんがな。知ってたら行かなかったのになあ。
というかなんなのこの値段設定。どっから出てきたの。「二人会」なんて銘打つなよ。小鯛さん含めて三人出てきてんじゃん。そもそも俺『時うどん』好きじゃないし。

しかも吉弥さんいきなり朝ドラの自慢話から始まるし。朝ドラ興味ないんだけど。ということで速攻で意識が遠くなる。ふと気づくと『宿屋の富』だし。俺富くじネタもそんなに好きじゃないんだよな。『富久』も『水屋の富』も富に当たっても全然幸せじゃないし。唯一『御慶』は好きだけど。
閑話休題、『宿屋の富』ってあまり笑いどころがなく、一番は「二番富が当たったら」の話をしているところかと思うのだが、これも上方らしくねちっこい。うー苦手。当たってるのを気づかないのもわざとらしすぎるほど長い。さすが上方スタイル。これが天丼ですか。胸焼けしそう。

あとついでにいっちゃうと最近兼好師の啖呵にキレがないようでちょっと心配。今日も豆腐屋の啖呵がちょっと消化不良気味だった。

まあ基本八つ当たりです。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。