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上尾×落語 Vol.3 三遊亭兼好独演会 [落語]

上尾×落語 Vol.3 三遊亭兼好独演会
於:上尾 上尾市文化センター小ホール

三遊亭しゅりけん『垂乳根』
三遊亭兼好『花筏』
三遊亭兼好『竹の水仙』

昨日鎌倉で今日上尾。
結局三連休すべて出かけている。「我慢の三連休に」と言われていても、でもチケット買っちゃってるんだもんなあ。
バイクでもそんなに寒くない陽気で助かる。

しゅりけんさん、「みずからことの姓名を問いたもう、や?」とか「千代女と申し侍るな、り」と最後の一語を区切る。他では聞いたことないし、前はやってなかったので自分の工夫なのだろう。

兼好師の一席め、ようやくイベント事が戻り始めつつあると思ったらこんな状況になってきて困ったことになりそうだと話す。とはいえこの一席開けるということに慣れてしまうと、お客さんはもう戻れないじゃないですか、という。確かに昨日久しぶりに隣に人がいる会だったけど、すでにちょっと違和感だったしなあ。演者側からしても、以前は客がマスクしていると表情が読めなくて苦労したが、最近では目だけでもだいたいわかってきたという。
相撲のマス席なんかも、以前はあの狭いところに4人詰め込んでいたのが今はひとりとなっており、それに慣れたらもう4人席には戻れないだろうという。俺は相撲行ったことないから狭さがわからんけれども。
砂かぶり席にはなぜか木久蔵師がいることが多く、力士がなだれ込むたびに「潰れろ!」と念じるのだがうまくいかないといって笑いを誘う。
下の娘さんが貴景勝に似ていて、寝顔は正代に似ているといってさらにウケをとるが、インスタでも同じようにイラスト描いて投稿してたりするから本当にそう思っているのかも……。
相撲のマクラをたっぷりと振って『花筏』に。
やっぱり兼好師のこの噺は勧進元が親方のところに「花筏を土俵に上げろ」と交渉に来る場面で、板前、小僧、芸者の証言を再現VTRのように見せるところが面白い。この短い間に親方や勧進元を含めて5人のキャラクターを味わえるのはおトク。

二席めの『竹の水仙』は兼好師では4年近くぶり。そんなに聴いてない!? 年イチくらいのペースで聴いているような気がしていたのに。
兼好師では宿の主人に加えておかみさんまで甚五郎に丸め込まれるのが面白い。ミエミエのお世辞を言う甚五郎もおかしいが、それを真に受けて「まあ、もうちょっと泊まらせてあげてもいいかなーって」とポーズを付けながら許してしまうのがたまらない。その実、裏で主との会話では「俺を殺して女房を乗っ取るつもりだな」「あれはお前の女房か。アレはいらん」とバッサリやられてるというのに。

陽が落ちるとさすがに寒い。今年は防寒対策としてモバイルバッテリー対応の電熱ジャケットを買ってみた。これから活躍してくれるといいなあ。
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