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和室カフェ 其の二十四 [落語]

和室カフェ 其の二十四
於:神保町 らくごカフェ

トーク
入船亭小辰『高砂や』
立川笑二『死神』
立川笑二『神回』
入船亭小辰『干物箱』

少し陽も出てきたので猫のトイレを洗う。時間に余裕があると思っていたらいつの間にかギリギリになっていて焦る。トイレ増えたからなあ。

まずは恒例のトーク。
今回も体験コーナーはなし。そろそろ次回あたりからできそうな雰囲気とはいっていたがどうなることやら。
話題は主に笑二さんの弟弟子談洲さんの結婚について。交際自体は昨年の談笑一門のクリスマスパーティーに談洲さんが「彼女呼んでいいですか」と言い出して呼んできたので知っていたという。「ピンポーンてきて。それで開けたらなんかテレビで知ってる人がきたからびっくりですよ。まあでも談洲は元お笑い芸人なのでそういうつながりなんだろうなってのはわかったんですけど」とのこと。
でもこれで一門で結婚していないのは笑二さんだけになり、「やだなー、数年前に彼女と別れたときみたいに師匠から慰められるんだろうな。『マッチングアプリとかやってみたらどうだ』とかいわれるんですよ」。すごい一門だなあ。
扇辰一門というか辰之助さんは前座の頃から本来禁止である合コンをしていて、それをなぜかおかみさんに報告していたのだとか。「だからなぜか弟弟子の女性関係をおかみさん、師匠を介して知るんですよね……」ってそれもそれで変わっているような。

小辰さんの一席めは先日も聴いた『高砂や』。さっきまで結婚の話をしていたからか。

笑二さんの一席め、「福の神は福を呼ぶんじゃなくてお金を持って幸せそうな人を見るのが好きなだけの神様、貧乏神は貧乏人を見るのが好きな神様ってだけでそんなに力は持っていない。死神も同じで死にそうな人を見るのが好きなだけだ」という設定は新しい。でもそうすると「死神がいなくなると病気が全快する」という前提が崩れてしまうんじゃないだろうか。
とはいえ近江屋の布団入れ替えトリック成功後、「久しぶりに徹夜して疲れたから少し寝る」と寝ているところに祓われた死神が現れて、「今日は疲れてるから明日にしてくれ」と追い払おうとしたところで「お前に明日があるがどうか。おめえ、まだ気づかねえのか。俺が枕元にいるんだぞ」というのはゾクッとする。
寿命のろうそくを継ぐシーンでは、別れた女房のろうそくを吹き消してそれを自分のろうそくに継ごうというなかなかのクズっぷり。でもそのろうそくに火をともしたところで女房が生き返るだけでは……?

二席めは「部屋に幽霊が出た」と後輩の女の子がオカルト系YouTuberのところに助けを求めるという新作。私自身はYouTube見ないのでよくわからないのだけれど、なかなかイタい投稿者の様子。
で、その部屋に現れたのは後輩の女の子の横の部屋に住む同じサークルの男で、女の子に取り憑くために自殺をするというかなりぶっ飛んだ設定。この後の小辰さんがいうには「何人かが本気で引いてるのが袖から聴いててもわかった」そうだ。……うん。
けっこうなんというか笑二さんの噺って頭のネジがどっかぶっ飛んでる人が出てくることが多い気がする。古典とかやっててもキャラがそういうふうになっていたり。なんというか笑顔で人を殴ってくるようなそんな感じの人。

小辰さんの二席め、「まさか『高砂や』からこんな人が死ぬような噺になるとは」とやや困惑気味の様子。
「じゃあ誰も死なない噺を……」と平和といえばどこまでも平和な『干物箱』へ。
小辰さんも花魁からの手紙を盗み読みしてひとりエキサイトしてバレる型。しかしこの花魁はなんのためにこんな手紙を書いたんだろうなあ。
小辰さんの親子は仲がそこまで険悪でもなく、すぐには勘当にはなりそうもない平和な感じがした。
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