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和室カフェ 其の二十三 [落語]

和室カフェ 其の二十三
於:神保町 らくごカフェ

トーク
立川笑二『八五郎永劫回帰』
入船亭小辰『木乃伊取り』
入船亭小辰『茄子娘』
立川笑二『藪入り』

週末の2日両日とも落語に行くっていつ以来だろ。2月くらいまで遡らないとないんじゃなかろうか。

さてこの会は本来小辰さんと笑二さんがなにか体験してきてそれをトークで発表するという企画があるのだが、さすがに今回はなし。前回決まった「4コマ漫画教室へ行って漫画を描く」というのは次回へ持ち越しということになったそうだ。
その代わりに今回はふたりの自粛期間中の過ごし方についてトークを行う。小辰さんは昨日も聴いたが息子さんと散歩中に稽古をしていたら息子さんに見限られたとか。また、片道17kmある一蔵さんの家まで歩いて行こうとして「歩く限界」がわかったのがよかった、らしい。
一方笑二さんは4月からダイエットを始めたそうで、なんと18kgも痩せたらしい。今は毎日体重計に乗ることだけが楽しみなのだとか。わかるわー。
方法としては毎日50km自転車を漕ぎ、食餌制限もしていたそうだ。一度やりすぎて自転車に乗っているときにハンガーノックという状態に陥ってしまい、植え込みに突っ込んでそのまま寝てしまったのだとか。あぶねー……。

笑二さんの一席め、自粛期間は新作を作っていたといい、その中でできた一席を披露。
古典の根問物でご隠居のところにものを訪ねにくる八っつぁんが、輪廻転生を繰り返して性別や人種までを超えてご隠居に会いにくるという噺。そのご隠居も不死というちょっとオカルティックな要素もある噺に仕上がっている。
八っつぁんの生まれ変わりとわかるのが「まあまあお上がり」というご隠居のセリフに「ごちそうさまです」と応えるというのがおかしい。

小辰さんの一席め、らくごカフェでもようやく落語会が始まってきたが、そこに上がる噺家は皆「リハビリ中です」というらしい。
小辰さんもリハビリということで長講を一席。聴いてる方もリハビリが必要で、いきなり長い噺は結構キツい。特にこの噺は後半まで特に大きく盛り上がるところもないし、聴いている方もダレるかなあ。正直今日はちょっと辛かった。
二席めでの小辰さん曰く「体内時計が完全に壊れていて時間がわからなくなった」そうだ。

二席めは軽めに。そういや小辰さんでは『茄子娘』は初めてかな。
先日の辰乃助さんは濡れ場はさらっと流していたが、今日の小辰さんは割とはっきりと。しかし肝心の場面は「ここはどうしても師匠が教えてくれなかった」と躱していた。
小辰さんらしく扇辰師の端正さを引き継いでいるように思う。

笑二さんの二席め、悪い病気が流行ったのは昔もあったとペストが出てくる『藪入り』に。
お店を通りかかった父親が、捕まえていたネズミをうっかり逃してしまい、そのせいでお店の近所でペストが流行ったというややブラックな笑いに。父親自身高熱を出したのはペストだったんじゃないかという解釈が面白い。
それに合わせて変更されたサゲもわかりやすくて面白かった。
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