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三遊亭天どん「どこまで続くか!? 100番勝負」第59番(vs林家楽一) [落語]

三遊亭天どん「どこまで続くか!? 100番勝負」第59番(vs林家楽一)
於:新宿三丁目 道楽亭

三遊亭天どん『怒らないで』
林家楽一 紙切り
三遊亭天どん『らくだ』

予約していたPCエンジンminiが届く。
懐かしさのあまり思わず発表時にポチってしまったのだが、当時私がハマってたソフトはほとんど入ってない。『改造町人シュビビンマン』とか『ワンダーモモ』とか『タイトーチェイスHQ』とか好きだったんだけどなあ。まあここらへんはややマイナーだから仕方ないとしても、『ビックリマン』とか『桃太郎伝説』が入ってないのがなあ。ブツブツいじっているうちに早々に飽きてくる予感……。やっぱり確実にゲームへの情熱が子どもの頃の1/10以下になってる。当時は徹夜してやってみたいと思ってたのになあ。
そして昨日頼んだ天どん師のCDとDVDも届く。すごいなAmazonプライム。
せめて今日くらいはPCエンジンやろうかと思ったが、いい天気なのでカメラを持って昼メシ&散歩に出かける。
まだ満開には程遠いが、三分咲きといったところか。
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Nikon Df

散歩から戻ってCDとDVDを持ってバイクで新宿三丁目へ。
入口で天どん師に会い、「あれー、結構ご無沙汰ー?」と言われる。
んんー? そんなことないと思ったけど、記録を見てみると昨年末から天どん師を聴いていない。え、今年初? ウソだあ。なんかで聴かなかったっけ……。勝手に今年すでに2~3回聴いてる気になってた。あれー? 明日行く予定だった会も中止になっちゃったからなあ。
小さな会場はギッシリ。おそらく私と同じ落語に飢えた落語者たちなんだろう。

一席め、んん、なんかすっごいヒゲ生えてるんだけど。
「2週間仕事なかったんでね、だったら剃らないでおこうと思って」だそうだ。2週間!? 天どん師クラスでもそんなに仕事なくなってるの?
マクラでは仕事がなくなったボヤキをメインに。
仕事がなくなったせいで「仕事の打ち合わせ」という名目の飲み会に加え、健康ランドにまで行くことが増えたのだとか。この2週間で3回健康ランドへ行ったそうな。
また友人と飲んでいて、その友人が学校が閉鎖されていることに子どもたちの心配をしているそうだ。自分の子どももいないのに。天どん師が「えー俺はいま無収入なんだから俺のほうが大変」といったら「アンタなんか身軽な勝ち組なのよー!」とキレられたのだとか。「それはお前だって同じじゃねえか」とボヤくボヤく。
今日はいつにも増してマクラが色んなところにいったりきたり。「人前で話すのが久しぶりだから」とのことだが面白いので問題なし。
「僕も怒られたくないんですよー」と友人からキレられたことから噺に入る。以前にも聴いたことがあるが、60歳の上司と40歳の部下が喫茶店でコーヒーを飲んでいるときにアンティークカップを壊してしまい、どうしても年下の人間に怒られたくない上司が部下に罪を代わってもらうという噺。
ちょっと謝れば済むような話なのに、「怒られたくない」という一点のみで必死になる上司の姿がおかしい。
なのにバイトの20歳のギャルに責められたときはぽろりと「ありがとうございます」といってしまうのがたまらない。

楽一さん、はさみだめしで「馬」など。
リクエストでは「春分の日」や「卒業式」「健康ランド」など楽一さんを悩ませるお題が出てくる。こういう小さい小屋だと逆に遠慮してしまうのか、まったくリクエストが挙がらない。
楽一さんも仕事のキャンセルが多かったのだが、余興での仕事はなくならかったそうだ。また、鈴本にも出演していたのだが、お客が4人、しかもそのうちのひとりは落語評論家だったらしい。鈴本で4人て。

仲入り時にCDとDVDにサインをしてもらう。CDは一之輔師との連名で出しているのだが、「一之輔にはサインもらわないでくださいね。……何なら僕が一之輔くんの分も書いときましょうか。あの地蔵みたいなイラストも」と悪ノリ。それはそれで面白いけど。

天どん師の2席め、仕事をしたのでということでひげをきれいに剃っていた。
4月は池袋でトリをとるのだが、新型コロナで客が入らず。「さっき楽一くんも言ってましたけどね、4人ですよ。でも『そのせいで客が入らなかった』と言い訳に使われるのが嫌だ。コロナだから客少ないんじゃなくてトリが人気ないから入らないんじゃないか」と容赦ない意見。でも正直それで予防線張れて助かってる人もいそうな感じ……。
長いこと仕事を休んでいたリハビリとトリの稽古も兼ねて長めの噺をと『らくだ』に入る。
主人公の屑屋は天どん師の落語によく出てくる巻き込まれ型の典型。なぜからくだの兄貴分に気に入られて困惑している様がたまらなくおかしい。
このふたりだけでなく長屋の月番や大家、八百屋などのキャラもなんともイキイキしていて、というかなんかテンション高くはしゃいでる感じがして、聴いていて楽しい。
酒が入ると屑屋が怒り上戸、兄貴分が泣き上戸になるのも面白い。さらに火屋が笑い上戸、乞食坊主が寝上戸といろいろ混迷を極めていくところなどは天どん師らしい。

帰り道はさすがに寒いが、これまでに比べればだいぶ暖かくなった。来週には桜もだいぶ咲いているんだろうな。
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