SSブログ

実力派二ツ目独演会 らくご長屋 第11回 宮治ひとり舞台 [落語]

実力派二ツ目独演会 らくご長屋 第11回 宮治ひとり舞台
於:中野 なかの芸能小劇場

桂宮治『権助魚』『ナース・コール』『子別れ(下)』

調子悪そうな宮治さん。やはり年末年始は飲み会続きで、酒が抜けきってないのだとか。
元日は一蔵さんとラジオの仕事だったそうで。なーんだー元日は車で出かけてたから、知ってたら聞いてたのに。タイムフリーで聞けるかな。

昨日は一之輔師らと呑んだらしく、その面子にいた一花さんの話をマクラに。「皆さん一花さんのおめでたい話を知ってるかどうかわかりませんが、あ、そもそも一花さんを知ってるかどうかわかりませんが」ってこの会場来てる人なら知ってるでしょ。
「いやー、彼女結婚しましてね、しかも同じ落語協会のちょっと先輩の馬久くんと。バカでしょ? なんで身内同士で結婚するのかね? ずっと仲間にいじられるんですよ? 昨日だって一之輔兄さんと僕っていう性格悪い人間に囲まれてずーっといじられてて。うひゃーひゃひゃひゃ。結婚しただけでこれなんだから、万一離婚なんかしたらどうなるんですかねー!? だって離婚したってそこそこ会いますからね。しかも我々は定年とかないですから。ぷぷぷぷぷ。それに人気の差とか出てきますよ。同じくらいのキャリアだからって同じ仕事量で同じギャラなんてことないですから。うわーどうするんですかねー!?」とまあいろいろと黒い笑顔で心底楽しそうに話す。
しかし一花さんはいろんな師匠からかわいがられていたらしく、師匠の一朝師も一花さんの結婚には不機嫌になっていたとか。「本当の娘みたいに思ってるんでしょうねえ」。
さらに「しかも結婚前の異性関係とか周りはみんな知ってるんですよ? うわー」と最後まで黒い笑みを絶やさず「夫婦関係にもいろいろあって」と『権助魚』に入る。
やはり最後の権助が網取り魚について話す場面は宮治さんらしくわーきゃーとしていて楽しそう。

そのまま二席め、「今年の目標は健康診断を受けること」と言いながらエキセントリックな新人ナースが登場する『ナース・コール』に。
私は初めて聴くが「白鳥師の噺っぽいなー」と思っていたら案の定だった。
まあこれもきゃーきゃーいっているのが宮治さんによく合っている。

三席め、「飲む・打つ・買う」について、宮治さん自身は「打つ」はサラリーマン時代にパチスロなどに行っていたが現在は特に絵合わせに興味がないといい、「買う」も連れてってもらえるならともかく手銭で行くのは面倒、「飲む」だけはやめられないといいながら噺に入る。
宮治さんの『子別れ』は番頭さんは何も知らずにまったくの偶然で再開する型。
亀吉に与える小遣いはだいたい五十銭なのだが、宮治さんは十銭。だとするとそんな大金ってほどでもないのでは?
鰻屋の二階で復縁を決めたときの場面では宮治さんの目に光るものが見えたように思えたのだがあれは汗か涙だったのか。

次の龍玉・兼好二人会にも行くので30分しか間がない。詰め込みすぎだろー。
タグ:桂宮治
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。