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第5回 天にどんと陽が昇る 三遊亭天どん&宮田陽・昇落語漫才落語会 [落語]

第5回 天にどんと陽が昇る 三遊亭天どん&宮田陽・昇落語漫才落語会
於:日暮里 日暮里サニーホール コンサートサロン

三遊亭ごはんつぶ『わけがあって』
宮田陽・昇 漫才
三遊亭天どん『富久』
三遊亭天どん『12.18』
宮田陽・昇 落語漫才『芝浜』

ううー超絶二日酔い。昨日会社の忘年会で飲み過ぎた。
よろよろしながら会場に。トイレの芳香剤の臭いが強くて会場の中にまで入ってきて気持ち悪い。

ごはんつぶさん、無断欠勤を繰り返す社員を問い詰める社長との会話劇。社員は宝くじで10億当たったのでやる気が出ないという。じゃあ会社辞めればいいじゃないか、となったら産業スパイとして入社しているので無理、というなんかいろいろカオスな噺。
荒唐無稽ではあるけれど面白い。オチとかもうちょいひねれそうな気もする。

宮田陽・昇さん、相変わらずキレのいい「わかんねぇんだよ」漫才。
陽さんの「『曇天に日が陰るの会』にようこそ」というつかみは上手い。昇さんの「俺がいないじゃねえか」というツッコミもおかしい。
話の流れの中で陽さんが「お前はよく俺に『バカなのか?』って質問してくるのはなんでだ」「仕事だ!」「じゃあお前は『バカなのか?』って聞くたびにお金が発生しているのか」と話し、その後ツッコミが入るたびに「またお金が入った」と絡むのがおかしい。

天どん師の一席めはネタ出しの『富久』。
マクラでごはんつぶさんのネタをいじったり、「あの人バカなんじゃないですかね。……僕の場合は聞いてもお金にならないんですけどね」などと陽・昇さんのネタをとり込んだり。
久蔵のやさぐれ感が天どん師にマッチしていて楽しい。
富くじに当たった後、売り主と会ったときに「五百両でもいい。百両。五十両。十両。……一両」のように値段交渉する場面はなし。あそこはなんか苦手なのでよかった。
ただ「何見てんだお前ら。これからお前らの家にいって一軒一軒首くくってやるからな」というセリフはギャグなんだけど鬼気迫っていてそれもおかしい。

仲入り後、なぜか出囃子の『松の木小唄』がピアニカの生音。なにかと思ったらピアニカを持ったごはんつぶさんが登場してきた。
「髪型がのだゆき先生に似ているからやれと言われました。このだゆきです」とのだゆきさんぽく話す。漫談を2〜3本やってオチのところでピアニカを使う。
そういえば前に来た時も前座さんがここで音楽小ネタやってたな。この会の恒例なのだろうか。

天どん師の『12.18』はこのブログの初めての記事を書いたときに聴いたネタ。その時は演目がわからなかったのでようやく知ることができた。
エロDVDを借りにきた男が女性店員に「いいんですか。今日7泊8日で借りると24日に返すことになりますよ」と諭される逆算の物語。変に理屈っぽいのも天どん師らしくて面白い。

最後は陽・昇さんのネタ出しの『芝浜』。
プログラムでは天どん師がトリだったのだが、『芝浜』だったらトリでやらなきゃ、と変えられたそうだ。
以前に他のネタでも聴いたように、落語のあらすじを紹介するという体で漫才が進んでいく。
ふたりで進めるというスタイルのため、普通の落語では入らないツッコミが入ったりするのが目新しい。噺の内容に対するツッコミや、ボケで噺の内容が変わっていくのも新鮮で楽しい。勝五郎役の陽さんが、女房役の昇さんの告白を聴いた後にスパーンとビンタを食らわすのもおかしい。
このスタイル面白いなあ。他のネタももっと聴きたい。
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