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桂宮治 vs. 立川吉笑 [落語]

桂宮治 vs. 立川吉笑
於:神保町 らくごカフェ

桂宮治 立川吉笑 トーク
桂宮治『戦え!おばさん部隊』
立川吉笑『片棒・改』
立川吉笑『親子酒』
桂宮治『井戸の茶碗』

みんなが俺を殺そうとしている。
もうそんなに仕事できねえよ……。上に「もうムリ」と訴えても「人がいない」「ロクな応募がこない」というばかり。
人なら定時に帰るアイツとかいるじゃんつっても「アレはどうやら心がアレでムリに働かせるとウンタラカンタラ」って知るか。こっちだっておそらくこの状態で病院行ったら100%病名つくわ。
「働き方改革」だなんだといいながら、結局しわ寄せはすべて俺のような古い「長い労働時間で力業でなんとか片付ける」タイプの人間にやってくるんだよなあ。

昼にいつも行く500円ランチの店に。地元の友人によるとこないだテレビに出ていたらしい。
刺身定食なのにいつまで経っても出てこない。どうやら開店直後だと飯が炊けていないようで、しばらくしてからまだ蒸れてないアツアツのご飯とともにやってくる。見た目の色が若干悪いが刺身は大量で美味い。
しかし思った以上に時間がかかってしまい、おかげで5分ほど開演時間に遅れる。なんとか座れてよかった。
が、隣りに座った人がオープニングトークから大イビキ。宮治さんの一席めが始まる前に主催者の方に声を掛けられて席を移動するも、一席めもまるまる寝ていたようだ。吉笑さんのファンで吉笑さんの高座以外はどうでもいいのかとも思ったが、吉笑さんが出てくる前に帰ってしまった。なんだったんだ。急に調子が悪くなったのか。

オープニングトークでは昨年の文化放送でやっていた芝浜ラジオが今年はなさそうだ、とか宮治さんにラジオのオファーがこないのは宮治さんが見た目ありきの面白さだからだとか、小痴楽さんの真打昇進準備の話だとか、こはるさんのドキュメンタリーがウソばっかりだったとかとりとめなく話が広がる。差し入れで「女子高生の香りになれる」のボディーソープをもらったそうで、なぜか「これを使うと女子高生になれる」ことになり、匂いを嗅いだ宮治さんが「超原宿行きたいんですけど~。タピる? タピる?」とクオリティの低い女子高生になる。「じゃ吉笑ちゃん」と吉笑さんにも匂いを嗅がせて同じことを要求するも、「嫌だ! そういうことをやらないキャラできたんだから」と徹底して断固拒否される。

宮治さんの一席め、オープニングトークのノリのまま昇太師のパワハラ話や結婚の話など。会場などで会うと「おう宮治最近なんかいいことないか」と肩パンやケリを入れられるのだとか。まあ宮治さんのことだから話が100倍になってそうだが。
そんな話から「最近では政治的に危なくなってきていて、万一戦争になったら一番危険なのは自衛隊の方々」とちょっと真面目っぽいことをいいつつ始まったのは『戦え!おばさん部隊』。
白鳥師のネタだそうだが、ドタバタでキャーキャー言っているタイプの噺で宮治さんにはピッタリ合っている。結構下品なくすぐりや仕草も多いので、嫌がる人は多そう。

吉笑さん、「袖で聴いていてビックリした。高座の圧が強すぎて自分のネタをさらおうとしていたのにできなかった」とこぼす。まあアレをやられたら何もできないだろうなあ。
しかしその吉笑さんもまたものすごい勢いで押せ押せのネタを掛ける。師匠の談笑師のネタだそうだがこれでもかこれでもかと高出力なネタを突っ込んでくる。まあ元の『片棒』自体もそんな噺だが。
これを談笑師は前座時代に作ったそうで。やっぱりすげえな。
本来は元ネタと同じく三男まであるのだが、時間の都合で次男のプレゼンが終わったところで「冗談言っちゃいけねえ」で切る。
以前文菊師との会でこれを掛けたら、高座のすれ違いざまに「冗談しか言ってない」と言われてしまったとか。確かに。

二席め、吉笑さんは酒に飲まれるタイプだそうで、しかも上に絡むのだとか。そのせいでいろいろしくじってきたらしく、昨年から願掛けをして禁酒をしているそうだ。根岸にある芸事にゆかりのある神社にお参りに行っているそうで、そこでなんか見たことのある人がいるなと思ったら百栄師だったそうでなんか気まずかったとか。
そんなところから『親子酒』に。割とスタンダードな感じでいつものような小理屈はナシ。酔っ払った父親が息子との禁酒の約束を忘れて「『息子にその姿を見せられますか』? 見せられますよ。お父つぁんの背中を見て育ちなさい」と大見得を切っておきながら、約束を思い出したときの狼狽ぶりが面白い。

宮治さんの二席め、まだ入りきれていないのか、「あー」とか「んー」が多め。珍しい。
こちらもスタンダードな感じではあるが、そこは宮治さん、五十両の押し付け合いの場面などはかなりのハイテンション。
高木作左衛門の中間、良介の「あの千代田卜斎って何者なんですか、仏像の中から五十両出たり井戸の茶碗を持ってたり。目ぇ利かなすぎでしょ!」という一言がなんともおかしい。屑屋の清兵衛さんも大概だけど。

終演後に実家まで。伯父の形見分けのレンズなどを車で持っていってもらっていたため、回収しに行く。
姪っ子がデジカメを貰っていたため、使わなくなったFlashAirカードをあげる。もうひとりの姪っ子には使わなくなったテナーサックスあげたり、すっかり「親戚の気前のいい叔父さん」になってしまっている感じ。まあそれも悪くないかな。
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