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オメガ東京 令和元年夏の落語まつり [落語]

オメガ東京 令和元年夏の落語まつり
於:荻窪 オメガ東京

三遊亭しゅりけん『元犬』
桂三若『青菜』
三遊亭兼好『締め込み』

先週は2月に亡くなったカメラマニアの伯父の納骨と新盆があったので、新幹線で岩手まで。
伯父のガレージに行ってみるとカメラやレンズが出るわ出るわ。中判カメラや二眼レフまでゴロゴロ出てきた。下手なカメラ屋よりあるんじゃねえの、という塩梅。レンズはコンタックスやキヤノンのものが多かったが、ニコンのものも何本かあったため、何本か形見分けをしてもらう。古いマニュアルレンズばかりだったが、どれもカビもない超美品。カメラも名機Nikon FM2/Tをモータードライブ付きで。これまでフィルムはほぼ使ったことはないが、これを機にやってみるか。カールツァイスのコンタックスレンズも兄貴と一緒に貰ったのでレンズマウンター買おうかな。

2週間ぶりの落語。昨日の人形町噺し問屋も行きたかったんだけど、明日休日出勤するくらいなのでまあ無理ですな。チクショウ。

会場は地下の小劇場で、客数に合わせて椅子を出すスタイルのようで、30人から50人くらいのキャパかな? そういや荻窪って全然縁がなくて土地勘ないなあ。

しゅりけんさん、途中でぐちゃぐちゃになったところもありつつ、なぜかそこもふわっとした笑いに変えていた。なんかやっぱりフラがあるんだろうなあ。

三若師、よしもと所属だそうで、あの件などを中心にさまざまな暴露話や大阪のオバちゃんの話などをマクラに。
マクラ長めだなーと思ったら兼好師がまだきていないらしい。「駅からの途中に墓地がありましたから、ひとつひとつにお線香でもあげてるんですかね。いい人ですから。……兼好さんきたー!? もういいや、ネタで調節します」。
で古典がいいか新作がいいかをアンケートを取り、結果と逆に古典に。こういうときは必ず多数派に「もう一方も面白いんだぞ」ということを知らしめるために少数派の方をやるんだとか。
上方版の『青菜』は初めて聴く。江戸落語ではお屋敷の旦那は「上方の友人からもろうた柳陰」だが、上方版には当然それがない。鯉の洗いをわさびで食べたり、植木屋でのつまみがイワシじゃなくておからだったりと細々と違いがある。
一番違うと感じたのは江戸では「よしとけ」の洒落で「義経」なのだが、上方では「ならば良し」の洒落だったこと。これは三若師の演出なのか、この「義経」をなぜかキメ顔キメポーズでやろうとしているのが面白い。

仲入り後に兼好師。「いいですね、この広さ。会場も駅からやや遠くて若干不安になるのがいい。途中にお墓があってお参りもできますし」と三若師のフリも受ける。
冬は寒さを凌ぐために刑務所に入ろうとこそ泥などが増えるのに対し、夏は変な犯罪が多い、という。最近のニュースでよくわからないのが、官僚だかが覗きで捕まったのだが、この人は女性の下着姿専門だという。じゃあ下着のカタログでも見ればいいじゃないかと思うのだが、それではダメなんだそうで。「え、自宅での下着姿なんてそんなちゃんとしてます? そんなの見て何が面白いんですかね、わからないですねえ」とのことだが、そのちゃんとしてないところを覗くのが楽しいのかもしれないですね。俺もわざわざ下着姿を覗きたいと思わないので知らんけど。
マクラが泥棒の話に流れてきたので『夏泥』かとも思ったが『締め込み』に。
相変わらず惚れた女房に三行半を突きつけようとして半泣きになる亭主がおかしい。この涙声を、陽気なおかみさんのおしゃべりと交互にやるんだからプロの噺家ってすごいね。
泥棒と酒を呑むときも柳陰で、こういう小ネタがいちいち面白い。

あまりの暑さにバイクで行ったことをやや後悔しつつ、家に帰ってきて買い物なぞをし、ボケーッとビールなんかを飲んでいたら、そういえば今日は小辰さんの大塚の会があったことを思い出した。あーーー、行こうと思ってたんだよなあ。チケットとってたわけではないので別に損はしてないんだけど、なんで忘れるかなあ。まあ仕事と暑さのせいだ。みんな滅びればいいのに。
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