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実力派二ツ目独演会 らくご長屋 小辰独演会 [落語]

実力派二ツ目独演会 らくご長屋 小辰独演会
於:中野 なかの芸能小劇場

入船亭小辰『代脈』『夢の酒』『青菜』

蒸し暑い。この蒸し暑い空気の中外に出て、どこからか出ている生ゴミの饐えた臭いと排気ガスの臭いが混ざった空気を嗅ぐと一瞬だけバンコクに行った気分になれる。あまり賛同は得られないけれども。

昨日は天気もあまりよくなかったためほぼ一日中家にいて昼からビールを飲む。大変ダメ人間ではあるが仕方ない。
今日はちゃんと朝起きて落語に行く。ちゃんとの基準がすごく低い。
今にも雨が降りそうな雲模様なので電車で向かう。

先日水質調査でおじいちゃん職員が訪ねてきたそうだが、表札の「入船亭小辰」という名前を見て「落語家さん? 大変だねえ、今落語協会は。談志さん抜けちゃって」と昭和で止まった話題を振られて面食らったという。さらに続けて「三平さんもねえ、テレビとかにはよく出るけど古典は全然やらない」と言われて先代だか当代だか判断がつかなくて困ったそうな。まあ……どっちでも……。
いくつかマクラを振ったあとに「じゃあ落語やります」と『代脈』に。
小辰さんのは久しぶりかな。相変わらず羊羹への命のかけっぷりが楽しい。
「下っ腹は触ってはならんぞ」と診察の仕方を教わっているときに「なんでですか! そういうことができるから医者になったのに! 先生の前ですが私は女の柔肌が好きです」「羊羹とどっちが好きだ」「…………ズルい!」というやりとりがおかしい。

そのまま二席めに。
大旦那が若旦那に小言を言っているときに「酒が飲めるなら晩酌に付き合いなさい、そうすれば商売の話もできるじゃないか」といかにも商人っぽいことを言っているのがリアル。そしてそれをお花に邪魔されるのがおかしい。

三席めは季節の噺。
さすが柳家というか、もうしっかりとスタンダードな一席。
植木屋が縁側に座る前に念入りに体を払い、「家で女房に言われてるもんで……」とひと笑い。その後、長屋に帰ったときにも念入りに体を払っているのが芸が細かい。そしてそれを建具屋の半公にも浸透しているのがいい。

終演後、外に出てみるとものすごく晴れていて暑い。
なんだよーバイクでくればよかったーとひと駅歩いていつものタイ料理屋へ行くと臨時休業。Oh…
まあもう一軒の方に行き、無事タイカレーを食す。悔しいのでランチビールも飲む。
そしてさらに昼から焼鳥屋に入ってビールレモンサワーハイボールと着実にダメ人間の階段を一段飛ばしで駆け上る。
テクマクマヤコン テクマクマヤコン もうどうにでもなーれ状態。
タグ:入船亭小辰
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