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なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 元年5月 [落語]

なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 元年5月
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭しゅりけん『寄合酒』
三遊亭兼太郎『紀州』
三遊亭兼好『しの字嫌い』
三遊亭兼好『大山詣り』

連休明けに早速落語。
この会は開演前に主催者の挨拶というか宣伝が入るのだが、いつまで経っても棒読みで素人っぽい。それはいいのだが、たまに途中でなぜか「ンフッ」とか笑い声が入る。大入り続きで笑いが止まらないのか。

しゅりけんさん、開口一番「おはようございます!」。落語じゃあまり聞かない挨拶。
若い衆たちが仲よさそう。

兼太郎さん、開演前の影ナレが笑ったのは兼太郎さんと目が合ったかららしい。「兼太さん、『兼太郎さんと目が合って』ってサイアクですよ。……というか今噛んだのがサイアクですよ」。惜しかった。
得意ネタをしゅりけんさんに封じられ、私は久しぶりに新しいネタが聴けた。
尾州公の高笑いがなぜかおかしい。

兼好師の一席め、久しぶりに聴くネタ。他の人でも聴かないな。
彦にゃんがリストラにあった話から「今は大変ですね、パワハラやらセクハラやら散々やられてきて、いざ自分がやろうとしたらリストラされますから。ちょっと前は終身雇用があってある程度守られていたんですが。もっと昔になると『奉公人』と呼ばれてて対等の立場になどなれなかった」と噺に入る。
最初は旦那に楯突く清蔵にちょっとイラつくのだが、だんだん旦那の器の小ささにどんどん面白くなっていく。
清蔵に言い負かされ慣れてきた旦那が「参りました」と言い慣れていくのがおかしい。
「し」を言わないと決めた後にお互い探り探りで話しあっている様子と表情が楽しい。

二席め、新しい天皇陛下は山登りが趣味だそうだが、さすがにもう登山は無理だろうという。「万一遭難したら」という妄想がまたおかしい。
そこからお山の噺へ。そろそろ『大山詣り』のシーズンですな。
坊主にされた熊がおかみさん連中を騙し、「熊さんアタシを坊さんにして」と言われたときのニヤッとした顔がホントに悪そう。兼好師は表情の使い方とタイミングが本当に上手いと思う。
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