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柳家小太郎・春風亭一蔵二人会 "あラやしき" [落語]

柳家小太郎・春風亭一蔵二人会 "あラやしき"
於:連雀亭

柳家小太郎 春風亭一蔵 オープニングトーク
柳家小太郎『四人癖』
春風亭一蔵『棒鱈』
春風亭一蔵『反対俥』
柳家小太郎『心眼』


日暮里からの帰り、なんの気なく三ノ輪のアーケードに立ち寄ってみたところ、アーケードにゆる鉄写真家の中井精也氏のギャラリー、ゆる鉄画廊があった。
へーこんなのあるんだーと思ってひょいと中を覗いてみたところ、ご本人がいらっしゃった。何枚かポストカードを購入すると、サインをしてくれた。この方家が実家と近いんだよなーと思って聞いてみたらほぼ隣町だった。近っ。

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RICOH GR II

さて久しぶりのあラやしき。以前は土日にやってたのに最近は平日なんだよなー。隔月開催なのでしばらく行ってないうちにすでに50回くらいになってるようで。本人たちも正確な回数がわからなくなってるっぽい。
会場に入ると一蔵さんがお出迎え。「お代は仲入りに頂戴しまーす」。? そんなシステムだったっけ?
そしてオープニングトークとかあったっけ? と思っていたら、チラシには18時半開演と書いてあるのに、かわら版やWebには18時開演と書いてあるそうで。18時半にくるお客もいるだろうから、とそれまではトークでつなごうということらしい。
ノープランでのトークで、市弥さんのお父さんの話など。曰く、百栄師にそっくりなのだそうで「DNAの不思議」だとか。

小太郎さんの一席め、二人会はABBA形式でやるのだが、Aの演者は大変なのだという。それに対してBはすでに会場を温まっており、三席めでどんなにとっ散らかってもトリがなんとか最後を締めてくれると思えば好きなようにできるそうで。一席め、四席めの労力を100とするなら、二席め三席めの労力は1か2だという。ホントー?
「だからBの人はのびのびできるんです。……だから私がBのときに聴きにきてください」とのこと。
『四人癖』は珍しい噺でこれまで一回しか聴いたことがない。
それぞれ4人の癖が大げさで仕草が大きく、それだけでも面白い。

一蔵さんの一席め、「小太郎兄さんの言い訳すごいですね。普通あんなこといいます!?」とばっさり。
田舎侍の唄は重々しくなっており、その分内容とのギャップが大きくなって面白い。
怒る田舎侍を投げキッスでなだめるのは一蔵さんのオリジナルなのかな。

二席めの『反対俥』はこないだネタおろししたものだという。行けなかった先月の一蔵ひとりの会かな。
そこでは動きすぎて毛氈がどんどんズレてしまい、最前列のお客に押さえてもらいながらの熱演だったという。
ひとりめの俥屋はあっさりめで、やはりふたりめがメイン。
「いくぞー! 108kgの『反対俥』ー! きたよー! 土管ー!」と気合もろとも飛び上がる。顔を真っ赤にしながら、息を切らして5回ジャンプ。かなりキツそう。
マクラでジム通いのことを話していたのはこのネタの仕込みだったようだ。

小太郎さんの二席め、『心眼』もこれまで扇辰小辰師弟しか聴いたことがなかった。
小太郎さんはホントどんな噺やってもうまくこなすなー。
キャラもあるのか、目が開いた後の梅喜の浅ましい感じがライトな感じ。

結局は木戸銭は帰るときに払うという『真田小僧』で金坊に否定されたスタイル。一蔵さんに「膝大丈夫?」ときくと「膝ヤバい」との回答。だろうねー。無理のなきよう。
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