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にほんばし落語会 平成最後の桂宮治独演会 [落語]

にほんばし落語会 平成最後の桂宮治独演会
於:人形町 日本橋社会教育会館

桂伸び太『弥次郎』
桂宮治『道灌』~平成を振り返る~
桂宮治『宿屋の仇討ち』

私の平成最後の落語会。夜に兼好師の会もあるんだけど、さすがに7000円は高くて行けない……。まだGW中にいくつも落語会行くからなあ。

伸び太さん、なるほどドラえもんののび太のような風貌。
まだ入門したてのようで、ホール落語での高座は初めてということで緊張しているとのこと。
声を張り上げ仕草も大げさで、まあいかにも入門したてって感じがする。
なぜか常に足がバタバタと動いていて、着物がはだけてしまっているのはちょっと見苦しいかなあ。
宮治さんによればなんとミャンマー人なのだそうだ。とはいえ日本育ちなのでミャンマー語は聞き取る程度で話せないそうだが。へえー。落語界もインターナショナルになってきてるなあ。

宮治さんの一席め、「平成最後の日にこんなに多くの方に来ていただいて……。でも今日は20人くらい予約しているのにまだ来ていないらしいですよ。いつもは10時からなかの芸能小劇場でやってるのでそっち行っちゃてるんじゃないですかね。まあチケットは当日引き換えじゃなくてすでにお金もらってるので別に来なくても大丈夫ですけど。主催者のオフィス10もぜんぜん気にしてませんでしたから!」とぶっちゃける。
「今日は落語やる気ないです」と懐からなにやらメモを取り出し、平成元年からの事件やニュースなどを読み上げてそれらにまつわるエピソードなどを語る。なのだがなぜか末廣亭の楽屋が全面禁煙になった話とか、東大卒の兄弟子から暴行を受けた話とかいろいろ。
たっぷりとマクラ(?)を振りながら平成16年くらいまでが終わったところで「さ、そろそろ落語やろ」と唐突に落語に入る。そんな乱暴な。
マクラで時間を使いすぎたためか「短い噺を」と言いながらも、「趣味は書画骨董」と至るまでご隠居と八っつぁんのやり取りがだいぶ長く取られていた。千代田城が太田道灌から家康に売られた、という「いえやすギャグ」もたっぷり。いかにも宮治さんらしい。
『弥次郎』と『道灌』で1時間以上かかるってどんな会だ。

二席めも平成の振り返りをマクラに。つい最近だと思っていたらすでに4~5年経っていてビックリした。さすがに前半よりはあっさりめにして噺に入っていく。
宮治さんの『宿屋の仇討ち』は初めて。
源兵衛が色ごとの話をしているときになぜかものすごくキリッとしたいい声で話すのがおかしい。また、その後の「源ちゃんは色事師、色事師の源兵衛」という囃し立てになぜか源兵衛まで自分から加わってミュージカル仕立てになるのがたまらない。これもまた宮治流というか。

……あああああっ! これ書いてるときに浅草演芸ホールの夜席のトリが遊馬師だったの思い出した! 浅草演芸ホールの平成大トリだったんだ、行かなきゃって前々から思ってたのに忘れてたー! 20時半……もう間に合わない……。あー平成最後の大しくじりだぁー……。
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