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三遊亭萬橘独演会 [落語]

三遊亭萬橘独演会
於:日暮里 にっぽり館

三遊亭まん坊『のめる』
三遊亭兼太郎『ん廻し』
三遊亭萬橘『片棒』
三遊亭萬橘『抜け雀』

先日オープンしたにっぽり館での独演会。
本当は今日こそ仕事行ければよかったんだけど、中学生に上がった姪っ子が吹奏楽部に入るというので、私の使っていないテナーサックスを譲ることにしたら取りにくるという。
兄貴も一緒にくるということなので朝から彼女と家の掃除。うちはとにかくどこにいても猫の毛がすごいのでモップやら掃除機やら。ソファについてる猫の毛を集めたらテニスボール大の毛玉ができた。獣毛アレルギーの人がきたら死ぬなこれは。まあ実家でも猫は飼ってるし姪っ子も猫好きだから大丈夫だろうけど。

掃除も半端なところで、あまり掃除の役に立たない私はお役免除ということで落語に。役立たずですみません。

まん坊さん、前座らしくあっさりめに。
ちょっと固さが見えるかな。

兼太郎さんは今日勉強できていたそうなのだが、「着物持ってるなら出ていきなよ」と飛び入り参加だそうだ。
んーーー……正直また『ん廻し』かよ! って感じ。だって直近で10回聴く機会があったうち、6回は『ん廻し』か『寄合酒』なんだぜ。これは「またかよ」って言っていい頻度だと思う。「たまたま」っていうレベルじゃないような。もうさすがに書くことないよ。
ううん……兼太郎さんの会じゃないことも多いから、どうしても冒険しないで鉄板ネタを置きにいってしまうのかもしれないけど、それはそれで鉄板ネタはこのふたつしかないんかい、ってなっちゃうし。『宗論』とか『新聞記事』とか面白いネタ持ってんのに。

萬橘師の一席め、AAAのリーダーの事件に触れ、「すごいねー『俺のこと知らねえのか』って殴っちゃうわけでしょ、我々の意識と違いますね」。たしかになあ。落語界ではかなりの大物でもフツーに電車で移動しているらしいし。まあ仕事着が着物だから洋服になったら気づきにくいけれども。萬橘師は浴衣で街を歩いていたら「お客さん、落語いかがですか」と大学の落研に声をかけられたらしい。それは「俺のこと知らねえのか」って怒っていいと思う。
萬橘師の『片棒』はインターナショナル。お坊さんはスリランカから呼ぶし、料理は中華風のイタリアンフレンチのアメリカンサイズ、お骨をガンジス川に流しに行くという。銀次郎もモチーフは「祭」ということでリオのカーニバルを助っ人に呼ぶ、という。まあそのカオスっぷりがめちゃくちゃでいかにも萬橘師らしい。「親の顔が見てみたい。……毎朝見てるな……」と老け込む大旦那がおかしい。

二席め、萬橘師が落語家になるときに親に止められなかったのか、とよく聞かれるが、そんなことはなかったという。それよりも大学を留年したときのほうがショックだったそうで、大学を中退しようとしたときに、友達に騎馬戦の騎馬を作ってもらい、それに乗って学生部にいったというエピソードが面白い。
「落語家になることは反対されなかったけれど、昔は子どもに就いてもらいたくない職業があったそうで、それが駕篭かき」とフリを入れる。
雀が絵から抜け出ることを周りに説明しているときのテンパった表情と、周りのかわいそうなものを見る表情がたまらなくおかしい。
また、「お前のまみえの下でピカピカ光ってるものはなんだ」というお決まりの文句を受けて、3回目は先回りして「銀紙です。銀紙が入ってます」と開き直る主も楽しい。

夕方、兄貴と姪っ子がやってくる。
シュガーは人懐っこいのですぐに「なでてなでてー」と擦り寄っていくが、ミルクはビビリなので遠巻きに見ているだけ……と思いきや、手土産のちゅ~るにあっさり陥落。
ちょろいちょろすぎる。
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