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六本木伊〜菜亭 第47回 春風亭一蔵 [落語]

六本木伊〜菜亭 第47回 春風亭一蔵
於:六本木 伊菜

春風亭一蔵『鷺とり』『短命』『竹の水仙』

中野から戻るとハンパな時間。
桜はまだ少し残っているけれど、写真に撮るとなるとなあと思っていたところで、荒川河川敷にチューリップが綺麗に植えられていることを思い出す。着いてみるとそれは見事に見頃に咲いており、興奮して撮り始めたところ痛恨の一眼バッテリー切れ。持っててよかったGR II。
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RICOH GR II

一蔵さんは伊~菜亭は初出演。「前から出たかった」と持ち上げつつも、妹弟子の一花さんよりも後だったのがお気に召さない様子。とはいえとてもいい会と会場で、と前日にあった落語会の様子をマクラで話す。その会は市議だか町議だかが世話人らしく、いつもは会場に来るのだが、いまは統一選の真っ最中のため来られないという。それはしょうがないと高座に上がってマクラが終わったあたりでなにやら音が近づいてくるという。何かと思えばその議員の選挙カーで、「一蔵さんの落語会においでいただいているみなさん!」と会場の外から呼びかけられたという。しかもその状態で謎掛けまでしていったそうだ。
「そんなことあります? 会場の外からなにか言われたのは初めて」といいつつ、「そんなぼんやりとした人が出てくるのが落語のいいところ」と噺に入っていく。
『鷺とり』は久しぶりに聴いたなあ。というかここ数年一蔵さんでしか聴いていない。あまり演る人いないのかな。
スズメや鷺を捕まえる説明をするときに鳥を擬人化して説明するが、なぜかどちらも前歯が出ているという顔芸がおかしい。
捕まえた鷺に飛ばされるところまでは同じなのだが、飛ばされた先が浅草寺の五重塔ではなく兵庫の芦屋で、飛ばされた男が相撲取りになって貴景勝となった、というオチ。土浦に飛んで稀勢の里、というパターンも聴いたことがあるが……うーん、さすがにこのオチ強引すぎない? 相撲取りになる理由もわからないし……。

二席め、ご隠居のところにやってきた八っつぁんがバカにご立腹。なんだけどその腹を立てる理由がわからない。前にも一蔵さんに直接聞いたことがあるんだけど、教わったままやっているとのこと。怒りがパワーアップされていたけどその理由がわからないので、どうもこの噺の冒頭は集中できない。
八っつぁんのおかみさんもパワーアップされていて、ドスの利いた低音でしゃべるのがおかしい。

三席め、落ち着いた物腰の甚五郎がいい感じ。
また、お人好しながらもどんどん甚五郎に対してガサツな態度になっていく宿の主人もいい。
綿貫権十郎の「殿も人が悪い、そのような名器であれば先に言ってくれればいいものを」というつぶやきはごもっとも。上の人はちゃんと意図まで説明してくれないと困るよねえ。リーマンの愚痴。

帰り、バイクを有料駐輪場に置いていたのだが、1分の差で1時間分加算されてしまった。いや100円だからいいんだけど、ちょっと急ぎめできてたからなんか悔しい。我ながらセコい。
タグ:春風亭一蔵
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