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第6回そば打ち体験・兼好落語 [落語]

第6回そば打ち体験・兼好落語
於:本所地域プラザ・BIGSHIP

三遊亭しゅりけん『手紙無筆』
三遊亭兼好『長屋の花見』
三遊亭じゃんけん『位牌屋』
三遊亭兼好『辰巳の辻占』

朝起きるとなんか胸の調子がおかしい。
心臓の鼓動が明らかに早くて不整脈で、こんなことは今までなかった。
けど看護師の彼女によれば不整脈はそんなに珍しいものではないとのことなので、とりあえずほっとく。どっちにしろ今日は病院も開いてないし。

兼好師の地元、会津若松の隣の会津坂下市が主催のそば打ちと落語の会。
いつもならまずそばを打ち、そば玉を作ったところで寝かしている時間に落語やってたはずなんだけど、今日は会場の都合で落語が先なんだそうだ。まあ俺はそば打ちは参加しないからどっちでもいいんだけど。

しゅりけんさん、まだやや硬いとことはありながらもほぼつっかえることもなくやりきる。

兼好師の一席め、やはり「時間が早い」というぼやきを。「お客さんもそうでしょ?」というが、リーマンにとって10時半なんて仕事真っ最中の時間だしなあ。ただ、せっかくの日曜なのに、いつもとそう変わらない時間に起きなきゃならないのはちょっと悲しい。
長屋の住人たちが戸を燃やす様子を嬉々として話したり、昨年の悲惨な花見の様子を語るのが笑える。
花見に行ってもぶつくさいいながらも大根のかまぼこを次々と平らげていく男がいたりと、全体の筋を保ったまま新しいくすぐりが大量に散りばめられていた。

仲入り後にじゃんけんさん。
この『位牌屋』、ちゃんと高座で聴くのは初めてかも。
強欲な旦那とそれを真似る小僧の噺で、子どもの頃に興津要氏の『古典落語』シリーズでテキストを読んだような記憶がある。
旦那にむしられる芋屋は気の毒だが、噺がループしても結局最後まで付き合うのはいかにも落語っぽい。

兼好師の二席め、辰巳芸者は気が強く、客が叱られたりしたらしい。現在の落語の先輩でもそういうのが好きな人がいるらしく、店の女性に叱られながら嬉しそうに飲んでいる、私はなんでわざわざそんな女房のような人と飲まなきゃいけないのかわからない、と『辰巳の辻占』に入る。
兼好師の場合、心中を持ちかけるためのストーリーとして「酒の席の喧嘩で友人を殺した」などではなく「おじさんが金をくれないから」という単純なもの。シンプルな分、お玉の金に対する執着がよく見える。

会津坂下のりんごとドライりんごを買って帰宅。タイカレーを食べてから今度は彼女を職場まで送っていく。……なんか俺すげえ献身的だな。
そういや落語聴いたら不整脈は収まってた。何だったんだアレ。
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