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渋谷らくご 古典いろいろ 二つ目 立川笑二がトリをとる会 [落語]

渋谷らくご 古典いろいろ 二つ目 立川笑二がトリをとる会
於:渋谷 ユーロライブ

立川吉笑『舌打たず』
隅田川馬石『粗忽の使者』
入船亭扇辰『鮑のし』
立川笑二『もう半分』

しぶらくは初めて。
会場はラブホテル街のど真ん中。こんなとこもう10年以上きてないなー……。

今日は二ツ目の笑二さんがトリを取るという企画。その企画に兄弟子の吉笑さんが一番手で出るという。
で、入門当時の笑二さんのしくじりトークなどを。自分で焼くタイプのモツ焼き屋で、つなぎで頼んだナスの一本漬けをなぜか笑二さんが焼き出したらしい。

馬石師、治部右衛門と三太夫さんとのやり取りは見ていた留っこが再現する形。
若旦那然とした馬石師がこういうくっだらない内容の噺をするのが面白い。

扇辰師、「落語ってくだらないねえ。『粗忽の使者』とか何にも内容がない。……でも素人時代から40年くらい落語と付き合ってるけど、飽きないんだよねえ」。扇辰師がそういってくれるならしばらく落語は安泰なのだろう。
バリ島に行ってきた話をマクラに、バリでは女性がよく働き男が全然働いていないという。まあ東南アジアってどこもそうだよね。
また、最近は寄席の楽屋で前座さんが全員女性のことも多く、高座後に着替えを手伝ってくれるのだが、下着姿のところから着替えさせてくれるというのはソープランドにきているような気がする「と文蔵さんが言ってました」。
そんな話から女房がしっかりしてて男がぼんやりしてる『鮑のし』に。
ぼんやりしている甚兵衛さんとしっかり者のおかみさんのやり取りが楽しい。

トリの笑二さん、吉笑さんの暴露話に触れ、「あれだけボロクソに言われるとは思いませんでしたが、あの兄さんだって大概ですからね。……こういうのは後出しのほうが有利ですから」と黒い笑みを浮かべながらラジオのディレクターとのエピソードなどを披露する。
「何の噺をしようかと考えていたんですが、せっかくだからもういろいろぶっ壊してしまおうと思いまして」「季節なんかもう関係なく」と怪談噺に。
会話形式ではなく、居酒屋の親爺のひとり語り形式。
ストーリーも多少変わり、サゲの形も変わっている。いやあ、上手いなあコレ。

帰りに赤坂の豊川稲荷に立ち寄ると早咲きの桜がもう咲いていた。
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Nikon Df
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