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第八回高円寺演芸まつり 座・高円寺寄席「百花繚乱! 四派そろい咲き」 [落語]

第八回高円寺演芸まつり 座・高円寺寄席「百花繚乱! 四派そろい咲き」
於:高円寺 座・高円寺2

立川談洲『つる』
桂文治『親子酒』
三遊亭兼好『お見立て』
立川談笑『粗忽の釘』
林家彦いち『長島の満月』

なんだかんだいいながらやっぱりテレビで中継してるとオリンピックを見てしまう。
カーリング女子は今日は惜しかったし、羽生結弦は凄かった。素人にはそれくらいしか言えないけど。

前座の談洲さん、なぜ「だんす」かというと今は小中学校でヒップホップダンスの授業があるそうで、それを教える資格を持っているからだとか。
人前に出ることに慣れているからなのか、やけにこなれているというか、すごい自然というか。
若干チャラいような雰囲気があるので、もしかしたら人によっては好き嫌いはあるかもしれないが、私は素直にすごいと思った。

文治師、「最近清宮君に似てると言われた」。ああーーー、清宮見たときに誰かに似てるなーと思ったんだけど文治師か!
後の彦いち師によると、今日は調子がよくないということで先の出番にしてもらったとのことだったが、聴いてる分にはそんなことはまったく気付かせないパワフルな高座で、時間もたっぷり。
酔っ払いの駄々っ子ぶりがおかしい。

兼好師、「踊りが根付いている地域は、とにかく踊りたいので噺をじっと聴いていられない。だからこの演芸まつりも続くと思わなかった」とのこと。
また、四派の会はいろいろあるが、メンバーが固定なのは珍しいという。派閥が違うので、下手すると次の年まで会わないメンバーもいるそうだ。
で、「何にでも派閥はある。遊びにもある。落語で例えると伝統や格式を考えて落語協会が吉原。芸術協会が四宿、我々圓楽党が岡場所。で立川流が美人局」とさらりと毒を吐きつつ遊び場の噺に入る。
兼好師の『お見立て』は久しぶり。以前は結構な頻度で聴いていたような気もするが。
喜瀬川花魁と杢兵衛お大尽の間に挟まって困惑する喜助の軽いキャラクターが楽しい。

談笑師、マクラはあっち行ったりこっち行ったり唐突に切り替わるのでちょっと戸惑うが、ひとつひとつの話題が面白い。
「トランプ大統領は品がない。北の大将を『頭がおかしい』とか……あれは頭の形がおかしいんです!」ってところからいきなり「粗忽」の話題に飛んだり。
でそのまま『粗忽の釘』に。
箪笥を担いで江戸中を歩き回るのは何度か聴いたことがあるが、いろいろとトラブルを起こしてそれをすべて箪笥の引き出しで解決するというのは初めて聴いた。面白い。
というか打ち込む釘が1本だけではなくネイルガンまで使って大量に打ち込むってのがおかしい。

彦いち師、第一声は「ただいまのは談笑さんの自由演技でした」。確かに通常のとは違っていたが。
奇しくも前回彦いち師を聴いたときと同じ『長嶋の満月』。
面白いんだけど、彦いち師と同年代だったらもっと面白いんだろうな。

帰りに新宿駅でしゅりけんさんを連れた兼好師とバッタリ。途中まで一緒に帰る。
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