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三遊亭けん玉改メ三遊亭兼太郎 二ツ目昇進披露の会 −東村山− [落語]

三遊亭けん玉改メ三遊亭兼太郎 二ツ目昇進披露の会 −東村山−
於:東村山 東村山市中央公民館

三遊亭じゃんけん『子ほめ』
三遊亭兼太郎『寄合酒』
三遊亭兼好『壺算』
三遊亭とむ『都々逸親子』
丸一花仙 太神楽
三遊亭兼太郎『片棒』

他のシーズンならバイクでくるのにちょうどいい距離なのだが、さすがにこの寒さの中では1時間以上バイクには乗れないので電車で。雪もところどころ残ってるし。

前回の町屋のときもそうだったが、プログラムにいろいろとエッセイ的なことを書いてある。イラストまでは描いてないけど、これは師匠譲りか。客にちょっとしたサービスみたいな感じでちょっと嬉しい。

じゃんけんさん、番頭さんを褒める場面は一切カットして子どものところへ。
途中までは落ち着いた感じだったが、最後にちょっと慌てた印象かな。でもだいぶ安心して聴けるようになった。やっぱり弟弟子ができると変わるのか。

兼太郎さんの一席めは鉄板?の『寄合酒』。
わいわいと金のない連中が言い訳をしている場面が楽しい。
「角の乾物屋」からいろいろ勝手に持ってくるが、中には堂々と「兄貴ぃ、これ盗んできた」と言いだすやつまでいてなかなかのカオス。
与太郎の味噌まででサゲ。

兼好師、将棋の藤井五段に触れ、「記者が師匠に『藤井君は強くなりましたね』と聞くと師匠は『彼は強くなってなんかいません』と言ったそうです。『彼は以前から強かった。これくらいやるだろうと思ってました』。……どうです。コレ、私も兼太郎が真打に昇進したときに言いたいですねえ〜。『兼太郎さん面白くなりましたね』『兼太郎は面白くなんてなってません。前からこれくらい面白かった』」と兼太郎さんにとんでもないプレッシャーをかける。でもまあ俺はこのブログがその頃まで続いてたら「俺は最初から知ってた」とか書くけどね。
噺に入れば、まあ師匠の貫禄というか大人気ないんじゃないかと思うくらい爆笑をかっさらう。
「三円と三円で六円だからコレ持ってってもいいよね?」と言われたときの「はいっ!?」と鳩が豆鉄砲を食らったような番頭さんの表情と間がなんともたまらない。何度繰り返しても笑えるんだからすごい。

兼太郎さんの二席め、『片棒』は兼太郎さんでは初めて聴く。
兼好師とはちょっと違う形だが、ちょいちょい兼好テイストが挟まる。兼好師も言っていたが、長いこと一緒にいることで師匠と似てくるのだという。ただ、そういうのは大概自分で「よくないな」と思っているところが似ててイライラする、と言っていたので、もしかしたら兼好師は袖でイライラしているのかも……?
銀次郎のお祭り騒ぎの場面では本人も言っていたが身振りと口三味線がちょっと合っていない。が、それもなんというかおかしみがある。フラなのかなんなのか。
兼太郎さんはキャラで得してるところもある気がする。

帰りに彼女と待ち合わせて新宿で飲む。
歌舞伎町15年くらい前はよくきていたが変わったなあ。中国人ばっかり……。
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