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日暮里だだらくご [落語]

日暮里だだらくご
於:日暮里 日暮里サニーホール

入船亭小辰『松山鏡』
柳亭市弥『野晒し』
柳亭市弥『棒鱈』
入船亭小辰『井戸の茶碗』

本日3つめの会。
上野谷中日暮里とかなり狭い範囲だな。
一度家に帰ってから再度出かける。
もう夜だしカメラいらねっかーと手ぶらで。
会場に着くと明かりもついてない。あれーと思ったら久しぶりに時間を間違えて開場の45分も前に着いてしまった。
あちゃーと思っていたら小辰さんと市弥さんとバッタリ。
小辰さんに「今日カメラ持ってます?」と聞かれる。
「高座撮ってもらおうかと」マジかよ痛恨っ……まさに痛恨っ……! 往復30分くらいなんだから取りに帰ればよかった。まあ小辰さんのリップサービスの可能性も高いけど。

開演前にふたり揃ってご挨拶。
そもそもこの会は代々木の「ダダカフェ」というところで始めたので「だだらくご」という会の名前にしたそうな。そのカフェが区画整理で閉店となり、連雀亭に移ったのだがそれも諸事情により使えなくなり日暮里に移ってきたのだという。大丈夫か連雀亭。
とはいえ少しずつハコが大きくなって成長していっているという。

ご挨拶が終わると小辰さんがダッシュではける。
市弥さんが座布団やめくりを用意している間に出囃子が鳴り始める。
この会場はCD操作室が2階にしかないらしく、小辰さんが自分で操作をしに行ったという。
なので高座に上がってきたときには息が上がっていた。

さて小辰さんの一席め、朝の早朝寄席でも「今日はこの後に遠くまで行かなければならないので一番手で出た」と言っていたが、所沢まで行っていたらしい。
2公演あって本当はネタを変えたかったらしいのだが、主催者からどちらも同じネタでとリクエストされたのだそうだ。同じネタでもお客によってウケたりウケなかったりするそうで、案の定2公演目ではウケなかったらしく「悔しいのでそのネタをやります」。
朴訥そうな正助もいいが、悋気を爆発させるおみつもかわいらしい。

市弥さんの一席め、テレビの食レポの仕事や街の中華屋でミックスフライを頼んだときのエピソードをマクラに。このミックスフライの話面白かった。その店行ってみてえー。
ハイテンションでぽんぽん喋る八公が勢いがあって楽しい。
さいさい節や幇間の新朝も熱演で客席から見てもわかるくらい汗だく。

二席め、前も思ったんだけど市弥さんの酔っぱらいはあんまり酔ってるように見えないというか。
泥酔のはずなのにほろ酔いていどに見える。
二席続けて唄う噺。一席め頑張りすぎて声ガラガラだけど大丈夫? と思ってたら『十二ヶ月』や『もずのくちばし』ではなく『クイカイマニマニ』とか『サラスポンダ』とか。なので「覚えちゃった」とかのくだりはなし。
小辰さんによると「これは師匠に怒られますよ。明日朝イチで報告したいと思います」。そうなの? 結構面白かったけど。

小辰さんの二席めは「正月なのでおめでたい噺を」と『井戸の茶碗』。
千代田卜斎の頑固な清貧さの佇まいがいい。届けられた五十両を目の前にして「本当のことを言えば喉から手が出るほど欲しい」と正直に告白するのが人間味があって好き。
清兵衛さんを探して屑屋を改める高木と屑屋たちのやり取りや、千三ツとあだ名される屑屋仲間がかたるホラ話のネタバラシの場面もおかしい。
やっぱり小辰さんは登場人物のキャラがそれぞれキメ細かくて聞いていてわかりやすい。

次回こそカメラ持ってこよう……って次回平日なんだよなあ。
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