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三遊亭兼好独演会けんこう一番!秋スペシャル [落語]

三遊亭兼好独演会けんこう一番!秋スペシャル
於:大手町 よみうり大手町ホール

三遊亭兼好『宗論』
三遊亭じゃんけん『もぐら泥』
三遊亭兼好『紋三郎稲荷』
玉川奈々福 沢村豊子『浪曲 百人一首』
三遊亭兼好『二番煎じ』

いよいよ仕事が忙しくなってきて会社を早上がりするのが厳しくなってきた。
明日は兼太郎さんの二ツ目昇進の会もあるし、今月の人形町は厳しそうだなあ……。結局苦しくなるのは自分だし……。

この会は兼好師が挨拶代わりに一席務めるお得な会。
マクラは昨今の相撲の騒動から清宮の話題まで。「清宮君は18歳なのにあんなに落ち着いていていいんですかね。きっと本当は日ハムは本命じゃなかったと思いますよ。よみうりホールだから言うわけじゃありませんが、巨人とかに行きたかったんじゃないですかねぇ。それを顔にも出さずに受け答えして……。若いうちはもっとやんちゃしていいと思うんですが」というところから落語に出てくる子どもは親の言うことを聞かない、反発する、と『宗論』に。
兼好師の『宗論』は久しぶり。
キリスト教にかぶれた息子の芝居掛かった物言いがとにかく面白い。
親父に殴られた時だけ「いってぇ……」と素になるのもリアルなおかしさがある。

じゃんけんさん、『もぐら泥』を前座さんで聴くのは初めてかな。
まだ全体的に粗いというか危なっかしいという印象。

兼好師の二席め、駕籠屋のふたりの慌てぶりがおかしい。
特に後棒の男のパニックぶりが笑える。
平馬が自分を狐に見えるように油揚げを手を使わないで食べるというのも手が込んでいる。

奈々福先生、最近兼好師の会で何度か浪曲を聴く機会があったが、なんかいいんだよなあ。
今度木馬亭でも行ってみようかな。
あの唸っているのと三味線の合いの手が絡まっているのがいい。
俺の日本人のDNAに刺さる刺さる。
最近石川さゆりとかもしびれるし、40を越して日本的な物好きが加速してる気がする。

さて兼好師の三席め、寒い季節に入ったらこの噺ですなあ。
火の用心の寒い状況が見えてくるようだ。
とにかくノドの調子だけを気にしている近江屋さんのキャラがいい。
見回り中も「寒い中声を出すとノドによくない」とか「ノドにいいからネギを食べます(と言いながら肉を食べる)」とかキャラひとりひとりに性格付けがされているのが細かい。

さて明日は早上がりする分、早く会社に行かなければ。
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