SSブログ

東海道神奈川宿寄席 [落語]

東海道神奈川宿寄席
於:神奈川 星槎学園高校横浜ボートサイド校

三遊亭じゃんけん『元犬』
三遊亭兼好『真田小僧』
三遊亭好の助『不動坊』
三遊亭兼太郎『権助魚』
三遊亭兼好『片棒』

この会はいつもすぐにいっぱいになるので、もう入れないだろうけどとダメ元で昨日連絡してみたところ、まだ入れるとのことで急遽行くことに。会場が変わってだいぶ人数が入るようになったようだ。
かれこれ7年ぶりくらいな気がする。前回来たときは禁煙2日めとかですごく辛かったのを覚えている。無事それ以降は1本も吸ってないので一応成功はしているのだろう。
しかしまあ普段ほとんど京急に乗らないのだが、わからねーなー。種類が多いし行き先が細かく分かれてるので京急内で2〜3回乗り換えないと目的地に着かない。
そんでもってなぜか京急沿線である落語会ってのは急行が止まらない駅でやることが多く、スッと行けたことがない。京急ユーザーはこれ全部把握しているのだろうか。

そんなこんなで主催者が開演前の挨拶をしているところに滑り込む。

兼好師の一席め、久しぶりの『真田小僧』。
昨日小辰さんが「寄席の3大がっかり噺」として『子ほめ』『転失気』『真田小僧』と言っていて、私も概ね同意なのだけれども、兼好師のだけは面白い。
最近圓楽党でも兼好師の形で演る人も何人かいるが、照れを感じさせる。その照れが客先にも伝わってくるのでちょっと笑いにくいのだが、兼好師の場合はその照れがないので素直に笑える。

好の助さん、マクラで「二ツ目になったばかりの兼太郎に花を持たせるためにわざと手を抜く」と言っていたが、それでもこの出来はまずいんじゃねーの……。来年真打なんでしょ。なんとか上手いことごまかしてたけど……。

兼太郎さん、二ツ目に昇進してから初めて高座で見る。
入門前後から知っている人が二ツ目に昇進したのを見るのは初めてだから感慨深い。
もちろん羽織姿も初めて。
会場から大きな拍手と声援が送られる。
羽織も着物も帯も全部人に作ってもらったらしい。おおちゃんとお旦というかタニマチみたいな感じの人がついているのか、はたまた兼好ファンからのご祝儀か。
まだ羽織を脱ぐ仕草は流石に固い。しかもその大事な羽織を設営している高座の裏に落としてしまったらしい。あちゃー。
マクラでは二ツ目昇進当日の朝の様子や、新しい名前について。『るろうに剣心』ファンなので「兼心」はどうでしょうと言ってみたところ、「顔じゃないからダメ」と却下されたとか。まあそうなるでしょうな。
さて噺はおそらく兼好師仕込であろう『権助魚』。
兼好師の権助よりも若干ボーっとした感じで、これはこれで面白い。
あとなんだかんだで顔で笑わせにくる。

兼好師の二席め、そういや兼好師の『片棒』では「三兄弟は金を湯水のように使う」という設定がなくなっている。そうだよねえ、その設定があると鉄三郎の発言と整合性取れないからおかしいと思ってたんだ。
今日はなんとなく銀次郎の一人舞台の勢いがいつもよりも弱かったような気が……。
しかしそれにしても兼好師の山車の人形はいつ見ても凄いなー。なんであんなに人形っぽく見えるんだろう。
弔辞の場面で「お父つぁんはケチで友だちがいないから、仲の悪い長屋の大家が半笑いで弔辞読むの!」というのがたまらなくおかしい。

終演後の打ち上げにも参加。
好の助さんとも少し話す。
そういや好の助さんも二世なのにそういう話全然しないねと聞いたところ、以前都内で父親の話をしてみたところナポレオンズが通じなかったという。「父親の話をして盛り上がるならするけど、全然通じなかったからそれっきりしてない」とのこと。
マジかよ……。演芸好きならみんな知ってるんじゃないんかい……。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。