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第二十九回 鶴川落語会 らくご@鶴川 小満ん・兼好二人会 [落語]

第二十九回 鶴川落語会 らくご@鶴川 小満ん・兼好二人会
於:鶴川 和光大学ポプリホール鶴川

柳亭市若『孝行糖』
柳家小満ん『天災』
三遊亭兼好『うどんや』
三遊亭兼好『悋気の独楽』
柳家小満ん『寝床』

いつもはツーリングがてらバイクでくるんだけど、今日は空模様が怪しいので電車で。
学生の頃は小田急沿線に住んでたけど、最近はめっきりこっちこなくなったなあ。窓から見える街並みも変わっているような。

兼好師の一席め、昔の落語界の分裂騒動に触れて説明をし、「円楽党は最近の例えでいうと『希望の党』。圓生師匠が抜けて、そこに先代圓楽がついていった。他にもいろんな人が『俺も俺も』と注いてきたけど結局みんな戻っちゃった」。
「小池さんすごいですね、一度は政権を取ったことがある民進党をたったひとりで壊しちゃうんですから。でも『希望』って。ここにいるある程度お年を召したみなさんならおわかりでしょうが、希望ってのは大概叶わずに失望になるんですよね。30年後、40年後に残ってるんですかね。そこへ行くとどうですか。我々は小さいながらも残ってますから」と胸を反らす。
『うどんや』は久しぶり。もうそういうシーズンに入ったんだなー。ついこないだまで暑い暑いといっていたのに。
今日はやや涼しいかなくらいの気候だったが、一気に真冬の夜中の空気に持っていくのはさすが。
聴いているだけであのキーンとした寒さが思い出されるようだ。
風邪をひいた男がうどんをもちゃもちゃと食べるシーンも芸が細かい。

二席め、最近報道では不倫のニュースが落ち着いてきて嬉しいという。「なんか想像しちゃうんですよ。で、その想像している自分がイヤ」。まあなんとなく言いたいことはわかる。
「でもどうしても想像しちゃう。綺麗どころの人ならまだいいんですけどね。……斉藤由貴さんとか想像するのはイヤでしょ」あの人も元アイドルなのに。「今一番恐れているのが小池さんが不倫をしていてそれをすっぱ抜かれること」。
で、「昔はある程度の地位とお金を持っていればお妾さんを持つことが許された」と噺に入る。
『悋気の独楽』は兼好師ではだいぶ久しぶり。聴いたことはあるはずだが、このブログを始める前だから多分7〜8年前以上ってことか。
こまっしゃくれた定吉がもうとにかくおかしい。
辻占の独楽を回すときにも旦那とお妾さんの間に煙草盆を挟んでいるのに「お泊りです」となるのも笑える。

小満ん師はネットでも評価が別れているようで、ものすごく絶賛する派とこき下ろす派があるようだ。
人の好みはそれぞれなので、それはある程度しかたないとは思うがそれにしても振り幅が大きいように思う。
でもって私の感想としては「なんであそこまで持ち上げている人がいるのかわからない」って感じかなあ。
噺は平坦だし早口だし噛むし間違えるし。あまり「演じていない」という点ではいかにも「昔気質の噺家」という感じでそれがウケてるのだろうか。

終演後は町田まで出て馬刺しと桜鍋を兼好追っかけ仲間のおじさんと食す。
やっぱり馬は美味しい。日本酒もいつの間にか結構呑んで酔っ払って帰宅。
昼から落語聴いて美味いもの食ってさっさと寝る。いい日だ。
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