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我らの時代 落語アルデンテ Vol.15 [落語]

我らの時代 落語アルデンテ Vol.15
於:亀有 かめありリリオホール

金原亭馬久『近日息子』
三遊亭兼好『だくだく』
春風亭一之輔『代書屋』
春風亭百栄『桃太郎後日譚』
桃月庵白酒『青菜』

久しぶりのアルデンテ。
チケット救済サイトで見つけて出品者に連絡してみたら顔見知りだった。

昨日夜ふかししたのでもっとゆっくり寝たかったのだが、普段の時間に猫に起こされる。
なぜかうちの猫は目覚ましが鳴る20分くらい前にお腹に乗ってくる。
猫の細い足でみぞおちを踏まれると大変痛い。
しかしかわいいので許す。
それにしても20分前というのがかなり微妙な時間……。二度寝するにしてもぐっすりまではできないし、起きるには早いし……。なんで時間がわかるんだろう。まあうちの猫は賢いからね!

馬久さん、そういえば『近日息子』ってほとんど兼好師でしか聴いたことがない。
他で聴いたのは吉窓師、遊馬師でいずれも三遊亭。古今亭のは初めて聴いたかも。

兼好師、この会場は3回めとのことで、「なんで会場はビルの9階なのにエスカレーターが7階までしかないんだ」とブツブツ。私も毎回そう思う。他の師匠方もそうらしく、一之輔師や白酒師も同じようなことを言っていた。
ここ最近のグズグズした天気の話から「暑くなるととを開けっ放しにするので空き巣が多くなる」というながれで『だくだく』に。
いつもながら絵かきの先生に図々しく物を頼む男のキャラが飄々としていて憎めない。
絵に描いたタンスを開けようとする泥棒の仕草がやけに長く細かく、これはもはやパントマイムの領域。でもよく考えてみれば落語の「仕草」って「そうやってるフリ」だから、もともとパントマイムに近いのか? ……ともかくそこの仕草はこれまでに聴いたものよりも丁寧で面白かった。

一之輔師、ずいぶん久しぶりな気がする。GWぶりか。
そういえばうっかり後援会の更新を忘れていたようで、後援会会員限定落語会があったことも他の人のブログで知った。
もしかしたら後援会に頼めば復帰できるかもしれないけど、正直入ってるメリットってほとんどないんだよなあ……。年に1、2回の会員限定落語会だって別にその会じゃなきゃ聴けない噺するわけでもないし、チケットは普通の値段だし。会報も年に4回くらいA3両面のペラが届くくらいだし。
それに何より、後援会費の払込の時期が何度も何度も変更されるのが信用できない。普通入った月で管理するものだろうに、会員全員を4月または10月のどちらかの更新にまとめるといったり、やっぱり全員1月にまとめるといったり、カネの管理大丈夫かアレ。
まあわざわざ俺が後援しなくても押しも押されぬ人気噺家になったわけだし、もういいかな……。
一之輔師の『代書屋』は初めてか?
やっぱりこういうドタバタものは面白い。
突き抜けた陽気なバカと、シニカルで冷たいツッコミの落差がおかしい。
しかもツッコミ役もボケ役に巻き込まれてどんどんエスカレートしていくのも一之輔師の味か。

百栄師、やっぱり第一声は気の抜けたような「こんにちはー」。そういや百栄師を夜に聞いたことないような気がするが、やっぱり「こんばんはー」なのだろうか。
『桃太郎後日譚』は鬼ヶ島から帰ってきたお供の犬・猿・キジが村に居座ってチンピラような振る舞いをしている、という噺。「たったきびだんご1個で命を掛けさせやがって」というような論調でおじいさんおばあさんを攻める。
犬が語尾に「わん」をつけているのだが、途中からほとんど言わなくなる。……と思っていたら百栄師が自分で桃太郎の台詞として突っ込んでいた。

白酒師は体調が悪いらしく、高熱が出てその影響で体中が筋肉痛なのだそうだ。
道理で出てくるときにやたらよちよち歩きだと思った。
仕草も辛いようで、マクラのときなどはほとんど動かない。
『青菜』も派手な仕草はそれほどないのでお誂え向きかもしれない。
植木屋のかみさんが今まで聴いた誰よりも悪妻で、仕事を全部隣の婆さんにやらせようとするのは強烈。
しかし「牛若丸がい出まして」にはノリノリで、自分からやろうと言い出す。
理由は「『もしかしたら武家の出かも』となって、他人を顎で使いやすくなるかもしれないから」、というのだからすごい。
でもそうすると、おうむ返しの部分で植木屋がポンコツなのも元々自分がやろうと思っていなかったのだから納得がいく。

相変わらずグズグズとした天気で、ポツポツと雨が降っていたのをバイクで行ったのだが、帰宅寸前に雷雨となる。
夜にある小辰さんの会に行こうと思っていたのだが、電車だともう間に合わないし諦める。なんでこれまではチョボチョボとしか降ってないのにピンポイントで大雨になるのか。行きたかったなあ。
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