SSブログ

浪曲道場特別番組 兼好・太福二人会 [落語]

浪曲道場特別番組 兼好・太福二人会
於:神保町 らくごカフェ

田辺いちか『太閤記 太閤と曾呂利』
玉川太福『地べたのふたり 〜おかず交換』
三遊亭兼好『錦の袈裟』
三遊亭兼好『蛇含草』
玉川太福『中村仲蔵』

黒門亭から一度家に帰って電車に乗って神保町に。
駅から出るとばったり兼好師と出会う。兼好師は長野からの帰りだそうで、東京駅から水道橋へ出てらくごカフェまで歩いてきたそうだ。
開演5分前に会場入りって結構ギリギリじゃないですか? と聞いたら「あれ、6時開場じゃなかったっけ」とのこと。違います6時開演です。
「まあこの会は彼が頑張る会だから」いや二人会だし。

前座は講談の田辺いちかさん。けん玉さんもきていたようだが。
講談、浪曲、落語って随分バラエティ豊かで寄席みたい。
おなじみの太閤秀吉と曽呂利新左衛門の噺。

太福さんの一席めは新作の『地べたのふたり』。
コンビニの店先で地べたに座って弁当を食べようとしているふたりの男の会話を浪曲にしたもの。
ぐだぐだとした会話がなんともおかしい。
「浪曲には特にオチはない」とのことで、「うんうん、それで? という面白くなってきたところで終わる」そうだ。実際ふたりの男が弁当のおかずを交換して、タルタルをかけた鶏唐揚げを口に入れたところで終わる。え、そこ?

兼好師の一席め、とにかく与太郎のボヤッとぶりが楽しい。
「あのかみさんは跳ねっ返りモンだ、あの与太郎を貰おうって女だぞ」というくすぐりは今日初めて聴く。与太郎が貰われてる立場なんだ。

二席めの『蛇含草』を聴くと「ああそろそろ夏だなあ」と思う。もっと頻繁に聴いている気がするけど、やっぱりこの時期に集中している。
最初の餅2〜3個を「猫舌じゃなくて猫手なんで」といいながら手でパタパタとはたきながら忙しなく食べる仕草がおかしい。
餅の曲食いの素晴らしさは言わずもがな。

太福さんの二席め、先ほど兼好師がマクラで「太福さんはトリで『え、落語と同じネタなのにこんなに違うんだ!』と驚かされるようなネタを演ります」とハードルを爆上げされる。
確かに普段落語で聴く『中村仲蔵』は途中でちょっとダレたりするが、浪曲だとそういうところで一節入ったりしていろいろ変化が楽しめた。

終演後、神保町にはほとんど土地鑑がないので、適当に検索した近場の居酒屋に入って飲む。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0