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大日本橋亭落語祭2017 5月2日 [落語]

大日本橋亭落語祭2017 5月2日
於:三越前 お江戸日本橋

春風亭一之輔『夢八』
笑福亭たま『ちしゃ医者』
三遊亭兼好『大安売り』
旭堂南湖『応挙の幽霊(下)』
三遊亭遊馬『芋俵』
柳家三三『母恋くらげ』
コント「ドクターXの栄光~A LIFEの白い巨塔」

今日は朝に病院へ行って薬をもらい、猫のトイレ掃除をし、野菜や肉などの食料品の買い出しに行き、バイクの洗車をしてから大久保まで彼女とタイ料理屋にランチに行って、さらにビールや炭酸水のケース買いのために車でホームセンターへ。いやー今日は頑張った。

さて二日め、今日も出番はじゃんけんで。
たまさんによれば、順番を決めてしまうとトップバッターの人のファンが「間に合わない」と諦めてしまうのであえて決めてないのだとか。
さらにいえば今年からキャンセル代をとることにしたのだが、それも結局は取っていないのだそうだ。予約を断らざるを得なくなった客が出たのにギリギリでキャンセルされたのなら取るつもりでいたそうだが、脅しが効いたのか予約の断りを入れる事態にはならなかったそうだ。策士というかやっぱりクレバーなんだなあ。

じゃんけんは兼好、たま、南湖、遊馬、一之輔、三三の順に勝ち抜けて上記の出番となる。三三師じゃんけん弱っ。なんか毎年必ずトリとってる気がする。……あれ、一之輔師と三三師逆だったかな。とにかく一之輔師が「トリで演るのはあまりよくない」といってトップバッターに。

で一之輔師。最初に立て膝になって高座と天井の高さを確認する。もちろん首吊りの仕草ができるだけのスペースが有るかの確認。
確かに首吊りの噺なので演りようによっては陰惨になってしまうのだが、一之輔師のはまるっきりそうはならない。煮しめを食べながら「人参あま~い。人参美味しい。人参あま~い」「里芋美味しい。ねちょねちょしてる」「蓮嫌い。シャキシャキ嫌い」「がんも大好き。(汁を吸い尽くして)パッサパサ」とまあ八兵衛の子どもみたいなものの言い方で笑いを誘う。

たまさん、初めて聴く噺だが……いやはや汚ねぇ噺。
この後の兼好師によれば、ANAの全日空寄席でこのネタを演り、機内放送に乗せられないので全カットだったらしい。余談だが全日空寄席では下ネタや「落ちる」という言葉などがNGだそうだ。じゃあ「落」語なんて最初からダメなような気がするけど……。

兼好師、「この並び順間違えたなぁ……最初が首吊りの噺で次があんな噺、ここからは綺麗になっていくので安心してください」とのこと。
普段は前の演者のネタや場の雰囲気を読んでネタを決めるのだが、こういうネタ出しの会ではネタ出しは一種の賭けなのだという。そんな中『ちしゃ医者』を出してくるたま兄さんは勝負師だ、とのこと。
あの小さ体でも、関取の台詞のときにはちゃんと相撲取りに見えるから不思議だ。

南湖さん、昨日の続きから。
結局碁の話題は一切出なかった。
決してハッピーエンドではないがきれいに終わっていた。

遊馬師も結局チ○コとおならの噺。三席め四席めときれいだったのに。
与太郎の底抜けの明るさがバカっぽくて楽しい。
やっぱり遊馬師にはこういう明るい噺が合っていると思う。

三三師は喬太郎師の新作。海の中の生き物たちが主役の噺。
三三師が新作を掛けたの初めて聴いた。三三師はいろいろ珍しい噺を掛けるのでもしかしたらいくつかは新作だったのかもしれないが、少なくとも現代が舞台の噺は聴いたことがない。
初めて聴く噺だが、いやーいかにも喬太郎師の新作っぽい。
三三師が演じて、そのシチュエーションも頭の中に広がってるんだけど、それでもその後ろに喬太郎師が見える。
三三師がタコやイカ、クラゲの仕草をするところなんて貴重だ。
ちなみにイカの仕草は指を10本ピアノを弾くようにピロピロと動かしていた。本家の喬太郎師だと頭の脇で手をヒラヒラさせてイカのエンペラを表現するそうだが、それだと「あの顔であの仕草だとチェブラーシカにしか見えない」だそうだ。

お楽しみの余興(?)はコント。
医療系ドラマの題名が並んでいることからもわかるように、病院や医者がシチュエーション。なぜそのテーマなのかは謎。多分たまさんの中でブームだったんだろうなあ。
遊馬師が出演者兼司会を務める。
で、初っ端からサイズの合っていないピッチピチの超ミニサイズのナース服とガーターベルト姿の一之輔師が登場。……ドンキのコスプレコーナーとかで買ってきたのだろうか。二ツ目の頃は「らくご男子校」で似たようなことをやっていたが、さすがにプロフェッショナルな最近ではやりにくいよなあ。丈が足の付根のすぐ下くらいまでしかないので、常にスカートの裾を直してるのがおかしい。変態だー!
遊馬師や三三師、たまさんは普通のシャツにスラックスやジーンズなのだが、南湖さんは院内着、そして兼好師は円楽一門の名入の浴衣。どう見ても医者や病人には見えない。
兼好師が医師役になって他の出演者の名前を聞くと、全員が「兼好でーす」と若干のモノマネ入りで答え、「先生、診断は」と聞くと「うーん、不けんこうです」と答えるネタが楽屋で一番バカウケだったとか。

最後は三三師の音頭で三本締め。また来年のお楽しみ。
来年は10年目だそうだ。
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