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かわち版 日本の話芸 道徳落語 大利根寄席 [落語]

かわち版 日本の話芸 道徳落語 大利根寄席
於:河内町農村環境改善センター 多目的ホール


三遊亭じゃんけん『元犬』
三遊亭兼好『正直餅』
マギー司郎 マジック
三遊亭兼好『親子酒』

ちょっと遠出する。天気が良ければバイクできたのだが、あいにくの雨なので車で。
利根川沿いには菜の花が綺麗に咲いていた。

いつも車で行くと渋滞やなんやかやでかなりギリギリになるので、かなり余裕を持って出かけたら、予想以上にスイスイ通れて1時間以上前に着いてしまった。
ま、近くでメシでも食えば……と思ったのだが見渡す限り何もない。見事に何もない。田舎ナメてた。会場の人に聞いてもコンビニくらいしかないという。
しょうがねえなあ……と思いつつ途中で写真を撮りながらいこうと徒歩で向かうも、行けども行けども見つからない。地図で確認してみるとあと1kmくらいある。Oh...。諦めて戻る。

じゃんけんさん、なんか惜しいんだよなあ……。
多分ちょっとした間とかタメとこ仕草だと思うんだけど、その一瞬の間が違うだけで兼好師のような爆笑に繋がらない。
まああと2年は最高の教材のそばにいるので、いずれは師匠のように面白くなると期待。

兼好師は町が公募して大賞を取った「道徳落語」なるものを口演。
『芝浜』と『小間物屋政談』と『黄金餅』を足して薄めたような噺。んんんーだいぶ兼好師もくすぐりを足しているとは思うけど、正直そんなに面白い噺ではない。
そもそもなんで落語に道徳を混ぜたんだろう。そういう噺もあるけど、基本的に落語は家元が言っているように「人間の業の肯定」的な面があって、そういうところが面白いと思うんだけど。
兼好師もこういう噺は合ってるっちゃあ合ってるけど、まあ結構毒持ってたりするしなぁ……。
それこそ市馬師が演ったらすごく合うんじゃないだろうか。

マギー司郎先生、地元が近いらしく大歓声でお出迎え。
まあ芸風がそうさせるんだろうけど、結構みんな遠慮なく舞台に話しかける。
今日はそれが上手いことハマっていて、和気あいあいと盛り上がった舞台になっていた。
今まで見た中で一番面白かったかも。

兼好師の二席めの『親子酒』は地方とかあまり落語を知らない人の前で演ることが多いようだ。
わかりやすいし明るいし、『時そば』や『饅頭こわい』よりは珍しいからレア感はあるし、ちょうどいいのかもしれない。
逆にいつも都内で聴いている我々にはあまり当たらない噺。
大旦那とお内儀さんのやり取りも面白いが、やっぱりべろんべろんの孝太郎の所作がおかしい。

終演後、周りで温泉でも入ろうかと思ったが、遅くなるのも嫌なのでおとなしく真っ直ぐ帰る。
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