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黒門亭 第一部 2901回 [落語]

黒門亭 第一部 2901回
於:落語協会2F

春風亭一猿『松竹梅』
入舟亭小辰『普段の袴』
古今亭菊之丞『長短』
入船亭扇蔵『夢の酒』
古今亭志ん丸『黄金餅』

一蔵ひとりの会とかぶってしまい、どっちに行くか悩んだ末に黒門亭に。
もし札止めだったらメシ食ってらくごカフェに行こうかと思っていたのだが、ギリギリ入れた。おそらく最後から2〜3番めとかだったんじゃなかろうか。席を確保してから自販機にコーヒーを買いに行っている間に札止め。危なかった。

前座の一猿さん、ハキハキとしてハリのある声で元気よく。
ちゃんとボケ役の梅さんは松さん竹さんと語り分けができている。
さすが一朝一門。聴いていて気持ちがいい。

小辰さん、マクラで先日行った仕事の話を振る。
イタリアンレストラン1階と2階でそれぞれオペラと落語を演るという会があったそうで、しかも同時にやったのだそうだ。2部構成で、最初は1階が落語で2階がオペラ、次は1階がオペラで2階が落語だったという。
1部はまだよかったのだが、2部は下でやっているオペラの音が筒抜けで、落語を中断するしかなかったとか。さらに下から「アンコール、アンコール」の声が聞こえてきて、2階のお客さんも遠慮がちに「アンコール、アンコール」と求めてきたそうな。「できるかぁ!」そうだろうねえ。
噺は黒門亭からもほど近い上野広小路が舞台の『普段の袴』。
上品な侍と店主は端正に、ガラの悪い八公は軽薄に、その対比が鮮やか。
ガラッ八の言動がおかしすぎる。

菊之丞師、『長短』で長さんが大阪人というのは初めて聴く。
江戸弁でぺらぺらーっとまくし立てる半さんと、大阪弁でおっとり話す長さんの落差があまりにも大きくて話すのが大変そうだなあ。しかも大阪弁も自然に聞こえる(あくまでも関東にしか住んだことのない、大阪弁といえばよしもと芸人しか知らない私の耳には)。
意識的か偶然か、二席続けて煙草で服を焦がす噺。

扇蔵師、このブログを始めてからは一度しか聴いていないのだが、それまでにあまりにも聞くたんびに『夢の酒』だったので「またか……」と思ってしまう。
実際には久しぶりなのに、思い込みというか刷り込みってのは怖いね。

志ん丸師はかなり久しぶりだなあ……。というか私が落語聞き始めの頃に志ん太時代に聴いたような覚えがある程度。今調べてみたら2008年に真打昇進だから、約10年振りってことになるか。
声や話し方にちょっと特徴があって、それがなんだか心地良い。

暑さ寒さも彼岸までとはよくいうが、今日は日差しも穏やかでそこまでガチガチに防寒しなくてもバイクで気持ちよく走り回れた。
もう少ししたらまたカメラ持って遠出したいなあ。
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