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谷中はなし処 平成二十九年一月二十八日 [落語]

谷中はなし処 平成二十九年一月二十八日
於:千駄木 谷中はなし処

三遊亭まん坊『半分垢』
林家たけ平 『喫茶店の片隅で』
オーパーツ コント
三遊亭萬橘『代書屋』
立川志の春『茶の湯』

昨日は彼女の誕生日だったので、ちょっとだけお高めの魚料理の店に。
料理は美味しいんだけど、食べてる途中の皿を下げようとするし、醤油の小皿を下げるときに盛大にこぼしていくし(しかも気づいてない)、ビールはジョッキビショビショになるくらいこぼれてるし、呼んでも気づかないし、客の前であくびしてるし、とにかく接客がファミレス並み。大丈夫か。東京駅のすぐ近くなのに。
ネットで見てみると「料理は美味しいけどサービスが悪い」というレビューが並んでいる。むべなるかな。

さて先月か先々月くらいに会場へ行ってみたら「当日券完売」とのことで入れなかったため、今回はしっかりと予約をしていく。
近くの百均でコーヒーを買っていたら、私服姿の出演者3人が入ってきてなにかを探していた。なにやら「ないなー」「アレがないなんて考えられない」みたいな切羽詰まった感じだったので声はかけず。まあ声をかけたところで特に話すことはないんだけど。
今日も当日券は完売だそう。予約しといてよかった。
階下のパン屋さんから漂うメープルシロップ?の甘く香ばしい香りに包まれつつ階段を登る。

まん坊さんはこの会初だそうだ。
『半分垢』は今は亡き喜多八師で一度聴いただけで、あまり聴いたことがない。
相撲取りで上方で、って一瞬圓橘師の得意ネタの『稲川』かと思ったが、さすがにそれはないか。
確かじゃんけんさんとも香盤は近かったはずなので切磋琢磨してほしい。

たけ平師、真打昇進後は高座は初めてか。そんなに開いてたっけ。
演目名は付いているけれどもまあほぼ漫談。文枝師の新作に同名のものがあるがそれとは違うようだ。
木久扇師とハワイに行ったときのエピソードとか。どっかで聴いたことあるなあ……。

続いてコント。
ネズミに扮した萬橘師とニワトリに扮したたけ平師のところに、タヌキに扮した志の春さんが「十二支に入れろ」と談判にくるというもの。
萬橘師が途中で言いくるめられそうになるのがおかしい。なんか萬橘師の落語でもそんな感じのくすぐりがあるし、コントの台本も3人で書いているのだろうか。
お客さんから人物名を言ってもらい、その人がネズミ年かタヌキ年かを大喜利で答えるという勝負をする。
で、やっぱり萬橘師は大喜利上手いんだ。頭の回転速いんだろうなー。
「トランプ」というお題では「マウス(口)だけ」と答えて喝采を浴びていた。

萬橘師の『代書屋』は半年ほど前に聴いたことがある。
多分萬橘師のオリジナルだと思うのだが、ラブレターの清書を頼みにくる田舎の女性が面白い。
その分履歴書の清書部分が本来の噺よりもサラッと軽くなっている。私は『代書屋』のしつこさがあまり好きではないのだが、これなら楽しく聴ける。

仲入りを挟んで志の春さん。
海外で英語で落語をすることがあるのだが、そんなに難しい英語を使うわけではなくそんなに日本語で話すのと変わらないのだという。「『八っつぁん』『熊さん』を『エイトマン』『ベアマン』ってやるわけじゃない」という説明はなんかわかるような。それで椅子からずり落ちるまで受けるのだそうだ。へえー。「それが文化だ」ということだそうで、文化としての茶の湯の話に繋がっていく。
長屋の三人を呼ぶ場面はないものの、スタンダードな骨太の感じ。派手な仕草やくすぐりはないが、安定して面白い。

今日は電車で来たので、帰りは谷中銀座をぶらつく。
相変わらずメンチには行列ができている。……あれ別にそんな特別美味いもんでもないと思うんだけどな……店によっては200円以上したりするし……まあ観光地の名物ってことか。
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