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和室カフェ 其の十二 [落語]

和室カフェ 其の十二
於:神保町 らくごカフェ

トーク
入船亭小辰『子ほめ』
立川笑二『不動坊』
立川笑二『道具屋』
入船亭小辰『薮入り』

国立演芸場からぐるっと皇居を半周して神保町まで移動する。
1時間ほど開いていたので、遅めの昼食を摂ってコーヒーを飲んでいると時間になる。これくらいの時間が開いてるのがちょうどいいなあ。

前回から「ふたりに体験してきてほしいこと」を客から募り、それについて仲入り後に検討するという企画があるので私もリクエストを書く。……特に思いつかないなあ……。あまりお金がかかりすぎるのもNGらしいし。適当に考えて出しておく。

さて、前回は「大衆演劇を見てくる」というテーマに決まったため、今日の午前中にふたりで十条の篠原演芸場という劇場に行ってきたという。え、今日? ……ふたりとも夏休みの宿題を8月31日にやるタイプだったのか?
なかなかディープな体験だったようで、開演前の席取りの話からラストの歌謡ショーまでの話をふたりで楽しそうに話す。楽しすぎたようでオープニングトークで45分話していた。

長すぎたトークを取り戻すためか、小辰さんの一席めは短めの『子ほめ』。
番頭さんとのシーンをほぼカットして子どもをほめに行く。
しかし『子ほめ』は去年今年とほとんど聴かないうえ、まあほぼ前座さんが演るネタなので、小辰さんが演ると新鮮に感じる。というか小辰さんの『子ほめ』初めてか。
前座噺なので途中でグズグズっとなってしまう事が多い噺だが、さすがというか登場人物のセリフにもエッジが立っていてスカッと軽やかに聴かせてくれる。

笑二さんの一席めは時間など気にしない『不動坊』。
最初に大家がおたきさんとの縁談を持ってきた場面で、「相手の名前を聞かずに嫁をもらえ」といわれて「おじいちゃん大丈夫?」といってみたり、風呂屋で長屋の独り身連中を評して「万さん? ……なんか無理。気持ち悪い」と単なる悪口になっていたりと細々と面白い。

仲入り後に再びトーク。
次回のテーマ決め。私の適当に考えたお題もほぼ最後まで残っていたが、最後は「地下アイドルのライブに行ってツーショットを撮ってくる」というものに決まった。
この案を出したのは前回「大衆演劇を見てくる」というミッションを出した人だそうで、2回連続お題を採用されていた。賞品は小辰さんが篠原演芸場で買ってきた劇団の団扇。

笑二さんの二席めは短めに。
抜けている与太郎が時折見せる頭の回転の速さがおかしい。

小辰さんは逆に二席めをたっぷりと。
時期としてはちょうど夏と冬の薮入りの日の間くらいだが……。
父親の粗忽ぶりとおかみさんの落ち着いた態度の落差がいい。
これ扇辰師のかな? 最近あまり感じなかったが、この噺からはすごく扇辰師を感じた。
トークを含めて約3時間。今日は座りっぱなしで尻が痛い……。
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