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関内どろんこ寄席 〜江戸の笑いの体験教室〜 [落語]

関内どろんこ寄席 〜江戸の笑いの体験教室〜
於:横浜 関内ホール 大ホール

春風亭昇市『桃太郎』
落語ワークショップ 寄席囃子入門「邦楽器の紹介と実演」
春風亭柳若『お菊の皿』
三遊亭遊馬『牛ほめ』

1時間半ほどかけて会場に。曇り空なのでそれほど暑くもなく快適に走る。
同じ会場の小ホールでは文左衛門師の独演会が開かれているらしい。そちらも魅力的ではあるが。
会の名前を見てそうかなーとも思っていたのだが、予想通り子ども向けの会だったようで、客席は半分以上が子ども。大人ひとりで来ているのは私くらいじゃなかろうか。

最初に柳若さんによる挨拶と簡単な落語の説明があって昇市さん。
昔話が元ネタだからか、子どもたちにはきゃあきゃあ受ける。
昔の子どもの場面がなく、現代の子どものところから。
同じ話を2回繰り返さなくていいのでこりゃいいやと思ったのだが、そうするとオチの「大人なんてのは罪がねえもんだ」という仕込みがなくなってしまうんだなあ。

柳若さんが司会で落語ワークショップ。
昇市さんによる一番太鼓や追い出し太鼓、下座のお姐さんも登場して出囃子の説明と実演、柳若さんの仕草説明など。
出囃子はリクエストも受け付けるのだが、上方の落語家だったらしく誰もわからず。じゃあ、といって代わりにリクエストされたのが木久扇師の『宮さん宮さん』。
いつも思うのだが、違う協会の噺家の名前を言われて、出囃子がすぐに出てくるってすげえな。下座のお姐さんもそうだけど、きっちり太鼓叩ける前座さんもすごいと思う。これが修行なのかねえ。
俺なんて出囃子は『さんげさんげ』と『からかさ』くらいしかわからない。というかこれだけ落語聴いてるのに、なんでか出囃子って覚えられないんだよなあ……。いや、もちろん「この人はこの出囃子使うこと多いな」ってのはわかるんだけど、タイトルとメロディがどうも一致しない。志ん朝師の『老松』と『三下り中の舞』ってなにが違うの? うーむ。

柳若さん、多分子ども向けにわかりやすくクサめに『お菊の皿』。
お菊さんが出てくるときに先ほどのワークショップでやった太鼓の「怪談のうすどろ」が実際に入る。
本人はそのつもりがなかったらしく驚いていたが。

遊馬師は子ども向けだからということで特別にあまり変わらない。
演目はさすがに子どもを意識したのか『牛ほめ』だったが。
あの愛嬌のある与太郎のキャラクターと笑顔で子どもたちの心をつかんでいたようだ。
変に割愛などせず、ほぼほぼフルバージョン。結構長い時間だったと思うが、子どもたちを飽きさせずに聴かせていたようだ。

なんつーか学校寄席を体験した気分。
なるほどやっぱり噺家は慣れてるんだなあとプロの技を見せてもらった。
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