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桂宮治 vs. 立川吉笑 [落語]

桂宮治 vs. 立川吉笑
於:神保町 らくごカフェ

オープニングトーク
桂宮治『壺算』
立川吉笑『台本問題』
立川吉笑『十徳』
桂宮治『寝床』

昨日は某師匠と午前3時まで飲む。もちろん二日酔い。ここまで飲んだのは久しぶりだ。
そして昨日は退院後、初めて血圧を下げる薬を飲むのを忘れる。今朝血圧測ってみたところ、入院前の高い数値が。薬ってすごいね。

今まで見たことないほどらくごカフェに椅子が並んで満席状態。予約完売とのこと。

オープニングトークでは宮治さんが吉笑さんを褒め殺し。
吉笑さんのメガネが面白いと振り、「ちょっと掛けてみなよ」とメガネを取りに戻らせてまで掛けさせるも、至って普通で客席はノーリアクション。「うわー吉笑ちゃんスベってるー」。

宮治さんの一席め、今は詐欺が進化していてどこでどう騙されているかわからない、と話す。
以前三越と提携していた企業でシロアリ駆除のセールスを行っていたという宮治さん。セールスの際に三越の名前を使っていいらしく、無料点検サービスを行ったうえで強引に売ることなく、だけど三越をちらつかせたセールストークを実演。「シロアリがいるかいないかという問題じゃないんです!」で売れるんだからすごい。
そんな元セールスマンの口八丁を活かした、兄いのマシンガントークがとにかく面白い。
混乱している番頭の代わりに店番まで始め、言い値よりも高く買わせてしまうのがおかしい。

吉笑さんの一席め、算数の家庭教師が、「文章問題が苦手だ」という教え子のために台本形式の問題を作ってきた、という噺。
よくこういう入り組んだ噺を考えるなー。
面白い、もちろん面白いんだけど、特に登場人物が他の登場人物に向かって世界観を説明するときに話が一向に進まないので、そこが苦手。
『舌打たず』や『カレンダー』もそうなんだけど、なんというかその噺の中のルール説明がクドい気がする。

二席めの『十徳』では、「十徳」の謂れをご隠居と八っつぁんがふたりして考えるというところが面白い。
十徳を着ていて得な部分を10個考えようとして「着られる」「脱げる」まで「得」に挙げているのにもかかわらず5個くらいまでしか出てこないのがおかしい。

宮治さんの二席め、旦那の横暴っぷりとしつこさがたまらない。
昔の番頭さんが皆を助けるためにひとりで義太夫を聴いて、蔵まで追い掛け回されるというエピソード好き。最近あまりこの部分を聞かない気がする。
長屋の連中が旦那の義太夫に当たって次々と討ち死にしていき、高座の上を七転八倒するのも楽しい。
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