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入船亭小辰の会 朔に二ツ目三年間の収穫をご報告 [落語]

入船亭小辰の会 朔に二ツ目三年間の収穫をご報告
於:大塚 南大塚ホール

入船亭小辰 ご挨拶
入船亭辰のこ『子ほめ』
入船亭小辰『転宅』
柳家喜多八『鰻の幇間』
柳家小菊 粋曲
入船亭小辰『井戸の茶碗』

先週の水曜日から会社へ復帰。
約一月ぶりの出社に、周りの人は「大丈夫?」とか「大したことなくてよかったね」とか温かい言葉をかけてくれる。
が、直属の上司に挨拶に行ったら開口一番「健康管理っていうのはさあ……」とお小言を食らう。うわあ容赦ねえーと思いながら「ああ俺帰ってきたな」と実感。そのことを同僚にいうと「ホラあの人ツンデレだから」などとフォロー(?)され、一瞬納得しかけたがちょっと待てあの人「デレ」がねえぞ。「飴と鞭」の鞭しか喰らったことないんだけど俺。……共通してるのは猫好きで、たまに猫の写真を見せてくれたり猫グッズとかくれるのがデレなのか? うーむ。
今は仕事がちょうど谷間で、私が休んでてもさほど迷惑がかかってなかったっぽいのが救い。
しかし一月休んでいたからか病気のせいか、ろくすっぽ仕事もしてないのにすごく疲れる。連休明けたら普通に仕事しなきゃなのに大丈夫かなあ。

さて年に一度の小辰さん主催の独演会。
開演前には長蛇の列ができていた。
まずは小辰さんがスーツ姿でご挨拶。今回はほぼ満席だそうだ。例年小辰さんのお母さんがチケット前売りの売上トップらしく、今年は小辰さんも負けられないとかなりさばいたのだが、結局半分くらいはお母さんが売ったのだとか。

小辰さんの一席め、相変わらずお菊の手の上で転がされてる泥棒の浮かれっぷりがおかしい。

シークレットゲストは喜多八師。
昨年の喬太郎師といい、本当に豪華だ。緞帳が上がった途端、客席から感嘆の声が上がる。
喜多八師、また痩せたような……。
しかし高座ではしっかりと声も出ており、体調の悪さをあまり感じさせない。
一杯喰わされたと気づいた時の一八の変わりっぷりが楽しい。
喜多八師のこういうネチネチと小言をいう噺大好き。

小菊師匠、やはり三味線と唄の腕前が素晴らしい。
小辰さんは太鼓が上手らしく、前座の頃は「太鼓の辰じん」と呼んでいたそうな。
「太鼓が上手い子は二ツ目に上がってほしくない」とか。もちろん冗談なのだろうが、半分本気なのかも。
小辰さんは小辰さんで前座時代に小菊師匠に気に入られたい一心で太鼓を教わったりしていたのだとか。今回ゲストで来てもらうために電話番号やメールアドレスを教えてもらい、小菊師匠からメールを貰って舞い上がっているとのこと。

小辰さんの『井戸の茶碗』は初めて聴く。
やはりというか当然というか、端正でキッチリとした出来栄え。
うーんちょっと端正すぎというか、悪くいってしまえば「普通」。まあ小辰さんならこれくらいできて当然だろう、と思ってしまうというか。
もうちょいと小辰さんならではというか、どこかにインパクトが欲しいと思ってしまうのは欲張りなのだろうか。まあ少なくとも「何様のつもりだ」といわれるでしょうね、スミマセン。
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