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鈴本早朝寄席 平成二十七年十一月十五日 [落語]

鈴本早朝寄席
於:鈴本演芸場

入船亭小辰『金明竹』
古今亭駒次『さよなら、ヤンキー』
三遊亭粋歌『卒業』
林家彦丸『山崎屋』

開演ギリギリに到着。久しぶりに電車できたから時間がつかめない。バイクなら15分で着くのになあ。
ギリギリだからもぎりが鈴本のお茶子さんかと思ったら粋歌さんだった。違和感なさすぎ。

小辰さん、いつも思うが上方弁が上手い。いやもしかしたら関西の人からしたら「違う」といわれるのかもしれないけど、少なくとも東京およびその周辺しか住んだことのない私には上方弁にしか聞こえない。
小辰さんもそうだが、東京出身の人はどうやって身につけてるんだろうか。歌のように音の流れとして覚えるのかなあ。
「祐乗、光乗、宗乗三作の三所物」を通常は「遊女が孝女で掃除が好き」するところを「遊女が強情に掃除をする」とか、「インゲンと沢庵でお茶漬けが食べたい」を「インゲンも食わん、沢庵も食わん」とか、細かいんだけどより自然な話の流れにしていて、工夫を感じるのが嬉しい。

駒次さんも東京出身ながら茨城弁が大活躍の噺。
前にも一度聴いたことがあるが、なんかいかにも実際にありそうな話。いや実際には絶対ないだろうけど。
駒次さんは独白やセリフでの説明が多いんだなということに気づいた。

粋歌さんも一度聴いたことがある噺。
誰だったかちょっと忘れてしまったが、「女性であることを活かして面白いのではなく、女性でしかできない面白い噺をする」と評されていて、なるほどなあと思う。

彦丸さん、真打昇進も決まっているらしく卒業公演を残して最後の早朝寄席らしい。
非常に端正で聴きやすい。
若旦那が花魁と結婚が決まったというところで「『山崎屋』というおめでたい噺でごさいました」で終わり。
え、そこで終わるの? と多分そこにいた人みな思ったと思う。しばらく追い出し太鼓鳴らなかったし。
『山崎屋』って最後の旦那と花魁の会話がメインで、その他の部分はそれのためのフリでしかないと思っていたのだけれど……。

終演後、広瀬和生氏の新刊『落語家という生き方』を購入する。
明日の一之輔師の独演会にきてるだろうし、うまくいったらサインしてもらおう。
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