SSブログ

両国寄席 平成二十七年三月興行 三月十五日 [落語]

両国寄席 平成二十七年三月興行 三月十五日
於:根津 池之端しのぶ亭

三遊亭萬橘『湯屋番』
三遊亭小圓朝『強飯の遊び』
三遊亭王楽『五貫裁き』

萬橘師を目当てに。
こないだ兼好師がトリで、仕事も早く上がれたのでこようとしたのだが、20時半までとあったのでじゃあトリは19時45分くらいまでに行けば余裕だな! と勝手に思っていたら、トリは19時半からだったらしい。マクラも終わって噺に入ってしばらく経っていたので、もういいやと思って豪雨のなかスゴスゴ帰る羽目に。せっかく電車賃使ってまで行ったのに。
ただそのときの失敗を活かし、ちゃんと両国寄席の進行を聞いていたので、中トリは18時40分ということはわかっていた。

ということでキッチリと40分直前にしのぶ亭に到着。木戸銭を払ったところで前の人のオチが聞こえ、慌てて会場に入る。
萬橘師の『湯屋番』は初めて聴く。
萬橘師らしく細部に独自のくすぐりが入っていて飽きさせない。
それに若旦那が番台に上がった後の妄想も激しめ。なんというか萬橘師の目に狂気を感じるほどで、それがまた爆発的に面白い。
最後に妄想していたご新造とばあやが本当に湯屋に現れて……というサゲ。これもまた萬橘師オリジナルだろうか。

小圓朝師、『強飯の遊び』は高座では初めて。
「女郎買う銭があったら亀に美味いもの食わせたらどうだい」という小言で「亀? ペットか何かか?」と思ったけど、そういやこの噺は『子別れ』の上編なんだよな。
志ん朝師の音源でしか聴いたことがなかった。
しかし口が常にあわあわと震えていて舌もうまく回っていなかったようだが、大丈夫なのだろうか? 少し心配ではある。

王楽師、『五貫裁き』もだいぶ久しぶりに聴く噺。5〜6年前に聴いたような。誰だったかも忘れてしまった。
カッチリというかしっかりとした話しっぷりで、落ち着いて聴けた。

普段あまり聴かない噺を聴けて、お得な感じ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0