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兼好∞ シーズンII(第1回) なごり雪 [落語]

兼好∞ シーズンII(第1回) なごり雪
於:巣鴨 スタジオフォー

三遊亭兼好『PTA』
入船亭扇辰『ねずみ』
入船亭扇辰 弾き語り
三遊亭兼好『不動坊』

これまで映画をテーマにし、また兼好師のひとりコントが大きな特徴だったこの会だが、兼好師曰く「ネタが尽きた」そうで、今回からはシーズンIIということで歌をテーマにしてゲストを呼ぼうということになったとか。
その一回めが扇辰師なのは嬉しい。
前回、今回分のチケットが当たったのでそれをありがたく使わせてもらう。

まず一席め、PTA会長を決めるためのドタバタ劇を描いた新作。
PTA役員を決める会議に欠席した人たちを集め、その人の中から会長を選ぼうとするのだが、皆いろいろと理由をつけてなりたがらない。
そのなりたがらない理由がいちいちおかしい。
兼好師の新作を聴けるのは年に一、二度程度なので貴重。

扇辰師、奇の衒ったところのない、本寸法で端正な一席。
最後に出てくる二代目政五郎の鯔背な江戸弁が気持ちいい。この場面がこの噺の中で一番好きかも。

仲入り後、T on Tにジーンズ、サングラスにニット帽という格好に着替えた扇辰師がギターを持って登場。
チューリップの『サボテンの花』を始め、ふきのとうの『夢の生活』、荒井由美の『十二月の雨』、そしてこの会のテーマである『なごり雪』の4曲を歌う。
『なごり雪』はイルカ版ではなくオリジナルのかぐや姫版。
このために昨日一日練習をしたらしい。ただ、「いつも三K辰文舎では3人でやってるからいいけど、ひとりだとミスると目立つねえ」。確かに。
扇辰師の歌は何度か聴いたことがあるが、高音がきれいに伸びるいい声。

兼好師の二席め、扇辰師の弾き語りに触れ、「今日のギャラ7000円であそこまでやってくれるなんてねえ」と感心しきり。途端に後ろから「馬鹿野郎!」と扇辰師が乱入する。多分にプロレス的だが、そのやりとりが楽しい。
兼好師の『不動坊』は初めて聴く。
吉公がおたきさんを嫁にできる嬉しさのあまりはしゃぐ様子がおかしい。小躍りしながら半笑いで話していて、ここまで喜んでいるのは見たことがない。風呂の中で妄想を語るときも、普通なら独り言なのに、たまたまそこにいた人の手をぐっと握りながら長々と語っている。その握られた方の困惑ぶりがおかしくてたまらない。
「アルコール」を「『あんころ』をカッコつけて言ってるんだと思った」という万さんの言い分も笑える。

終演後は恒例の打ち上げ。
扇辰師は今日の弾き語りが納得いかなかったようで、「リベンジ」と称してまたギターを取り出して即席ステージを。しかも兼好師も呼んでデュオで『なごり雪』ともう一曲。扇辰師ひとりでもう一曲。すごい贅沢。
皆で写真や動画を撮りまくり。
もちろん私も。が、途中でSDカードの容量が尽きてしまう。残念。
その後もなぜかそのまま兼好師と扇辰師の撮影会に。あそこまでバシャバシャ堂々と撮れるのも珍しい。
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RICOH CX4


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なんだこれ

写真をアップするのは両師ともに了承済み。
ただ動画は著作権があるのでNGのよう。いやーよく撮れてたのになー。
こんな撮影会があるとわかっていたら一眼レフ持って行ったのに。
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