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さいたま落語亭 その27 [落語]

さいたま落語亭 その27
於:浦和 市民文化センター5F

三遊亭ぬう生『猿後家』
三遊亭天どん『夫婦匕首』
三遊亭天どん『よかちょろ』
三遊亭ぬう生『竹の水仙』

この会場が年内で使えなくなるそうで、今後は未定とのこと。来月29日に天どん師と龍玉師の二人会をやって、それでとりあえずはお開きのようだ。29日は会社の年内最終営業日なんだよなー。つーか9連休だと思ったのに。しかもなぜか1月は6日まで休み。……大口クライアントは29日は休みで、1月は5日から始まってるんだけど。なんで合わせないんだろ。意味わからん。
まあ職場の愚痴を言っても始まらない。

まずはぬう生さん、「落語界のメッシことぬう生です」と自己紹介。あー、まあ似てるっちゃあ似てなくもないけど。爆笑問題の田中のほうが近いような。
来春に真打昇進で、名前を自分で考えたのだそうだ。で、埼玉の大宮出身なので、埼玉の愛称「彩の国」の「彩」と大宮の「大」をくっつけて「彩大」とするそうだ。埼玉大出身なのもかけているのかも。イントネーションは「最大」ではなく「ハイハイ」とか猿の「アイアイ」とかに近い。
噺の方は一席めも二席めも実にしっかりとした、といったら失礼だけど、丁寧に教えに忠実に演っている感じ。
イビキをかいているお客をいじろうとして噺が突っ転んでしまったのはご愛嬌か。
ただ、丁寧なためにややインパクトに欠けるきらいがあることは否めない。特に今日はインパクトの塊である天どん師と一緒だからそう感じるのかもしれないが。

その天どん師、まずはマクラでぬう生さんをいじる。
入門はぬう生さんのほうが4年ほど遅いのだが、同じ埼玉大学出身で、大学ではぬう生さんの方が1年先輩だったのだとか。面識があったわけではないのだが、どうも素直に言うことを聞いてくれない、という。
さて一席め、古典のようだが実は新作の『夫婦匕首』。
自分のことしか考えないヤクザの借金取りが、「家族のために」と兄の借金の肩代わりをする妹のところに通っているうちに心が揺れて……という、まあ人情噺だろう。ヤクザの親分も、主人公とそりの合わないヤクザ仲間も、なんだかんだと結局は人のためにと動いている。
ややわかりづらい箇所があったようにも思えるが、もっと研がれていったら天どん師の代表作のひとつになるかも……?

二席めの『よかちょろ』は初めて聴いた。
タイトルは知っていて、聴きたいとは思っていたのだが音源もあまりなく、そのままになっていた。
少し調べてみたら、前回聴いた『山崎屋』の冒頭部分を膨らまして独立させた噺だとか。
あーじゃあその流れで天どん師は覚えたのかな。
なんともまあ人を食った噺で、内容らしい内容は殆どないのだが、それもまた天どん師らしくて合っている。
最近なんだか初めて聴く噺にたくさんあたって嬉しい。
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