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遊馬百席 第73回 [落語]

遊馬百席 第73回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『花筏』『千早振る』『紺屋高尾』

近所の足立魚市場にて「千住の1010人」として楽器ができる人1010人を集めて合奏をしようというイベントが行われていた。
私もクラリネット持って行こうかとも思ったが、遊馬百席があるため屋台だけ冷やかす。
タイ料理の屋台も出ていたのでパッタイを購入。うーんベチャッとしていてイマイチ。
千寿ネギを使ったねぎま鍋も売っていて、これは美味しかった。
チューニングやリハーサルをしているのを眺めて板橋へ。

一席め、やはり相撲取りの噺はよく似合う。
千鳥ヶ浜大吉と父親との間での「相撲を取ってはいかん、投げ殺されるぞ」というやりとりがごっそりと抜けていた。ここを省いたらその後にだいぶ影響が大きいと思うのだが。すっ飛ばしちゃったのかな。

二席め、スタンダードな感じの『千早振る』。
無印良品というか、過度な演出をせずにすっと聴かせる。

三席め、10月31日の独演会でネタ出しをしている『紺屋高尾』。
私がこれまで聴いたことのないパターンで、誰の形かを終演後に聞いてみたら「三遊亭」だとか。つまり圓生師の作ったオリジナルを踏襲しているようだ。
そう考えるとこれまで私が聴いていたもののほうがアレンジされたものだったのか。
……考えてみたら『紺屋高尾』自体すごく久しぶりなのだが、そういえばこれまで聴いたのは立川流のばかりだったような気がする。つまり家元の形ばかりを聴いていて、それがそもそもの形だと思っていたようだ。
「確かにお抱え医者は『藪井竹庵』の方が名前的には面白いんだけどね」とのこと。
オリジナルの形だと、久蔵は初回なので高尾とは挨拶だけのようだ。立川流だと初回なのに肌を合わせることになっていて、確かにそれは大見世の最高位の太夫がそんなことしないよなーと違和感があった。
そこら辺も解消しつつ、とはいえ挨拶だけの関係でもなく……と工夫を凝らしていて、いろいろと試しているようだ。「31日にはまたマイナーチェンジするかも」と言っていたので、さらにブラッシュアップされるようだ。31日は行けないのだけれど、またどこかで聴きたい。
タグ:三遊亭遊馬
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