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黒門亭 第一部 2351回 [落語]

黒門亭 第一部 2351回
於:落語協会2F

柳家圭花『狸札』
春風亭正太郎『五目講釈』
柳亭左龍『三方一両損』
うたじ 漫談
三遊亭天どん『友引寄席』

一歩入るとハッカ油の香り。黒門亭でそんな気遣いを始めたのか、単にハッカ油のコロンかなにかを付けたお客さんがいたのか。いずれにしても雨でジメついた空気が爽やかになる。

圭花さん、いかにも柳家の前座らしい『狸札』。

正太郎さん、居候の若旦那の軽さが楽しい。しかし覚えるのが大変そうな噺だなあ。

左龍師、吉公の意固地さに比べて金太郎はやや柔軟か。ふたりの大家もちゃんと演じ分けているのはさすが。
しかしこの噺、『三方一両損』といいながら結果としては金太郎は手持ちゼロから二両手に入ったわけだから全然損してないような。

仲入りになぜか正太郎さんが天どん師の落語会のチラシを配る。天どん師はのれんから首だけ出して「ちゃんとやれよー」と指示出しのみ。
「なんで俺が配らなきゃなんないんだよー」と正太郎さんはぶつぶつ。しかも「謎かけやれ」とムチャぶりをされ、「この分のギャラ出んの?」と苦笑い。

うたじさん、ペルーの打楽器カホンを持って高座の前に立つ。曰く、「カホン漫談」ではなく、「カホンを持って漫談をしている」のだそうだ。内輪ネタがやや多めでわからないネタも多数。

天どん師、葬儀場のスタッフが暇な友引の日に素人寄席を開いており、そこに入った唯一の客が主人公の新作落語。
天どん師らしい、「めんどくさい」人たちが続々と登場してウザ面白い。サゲ直前に噛んであからさまにやり直したのもご愛嬌。

終演時には雨も上がり、ビールを呑んでアメ横をぷらぷらと。
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