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高円寺演芸まつり(第4回) クアトロ寄席 [落語]

高円寺演芸まつり(第4回) クアトロ寄席
高円寺 ラコシーナ デル クアトロ

瀧川鯉八『雨傘和尚』
神田山緑『徂徠豆腐』
三遊亭兼好『親子酒』

今日は去年追っかけた噺家ワンツースリーの揃い踏み。なかなか贅沢な一日。
それもすべて木戸銭が千円とお得な会ばかりで財布に優しい(この会は木戸銭500円、ワンドリンク500円)。
毎年恒例の高円寺演芸まつりが7日(金)から始まり、今週来週は落語の予定がぎっしり。仕事もぎっしりなのだが、はてさて来週の土日は無事に休めるだろうか。

遊馬師の会が終わってまっすぐ会場へ向かう。小腹がすいたので、時間もまだあるし会場を確認したらそばでもたぐろうかと思ったのだが、すでに会場前に行列ができていた。……じゃあ並ばずにいられないよねぇ。さ、寒い……。
開演直前には店内はぎっしり。みっちりと詰め込まれ、結構無理な体勢で聴くことになった。

んー、私は鯉八さん少し苦手かも。
噺の内容としては、寺の小僧の珍念に傘を買いに行かせた和尚が、途中で雨が降ってきたからといってその新しい傘を和尚が使う前に使ってしまうのはどうか、とクドクドと説教していているのだが、珍念には伝わらない……といったもの。
どーーーーでもいい内容でグズグズ言う和尚もめんどくさいし、人を小馬鹿にした態度の珍念もひん曲がってるし、登場人物が皆なんかお近づきにはなりたくないなぁという人ばかり。前に聴いた噺もそんな感じで、なんか聴いてても正直楽しくない。

山緑さん、『徂徠豆腐』は扇辰師でよく聴くが、元ネタとなった講談でのは初めて聴く。
……とはいえ途中からほとんど張り扇とかも使わないので、あまり講談講談した感じは受けない。豆腐屋の上総屋が扇辰師よりも軽い感じ。
この会場は控え室がないので、出番前は釈台を抱えて外で待っていたのだとか。大変だ。

兼好師もこの寒空の下、外で待っていたそうだ。急に暖かい場所に入ったものだから、高座の上なのに一瞬眠くなったとのこと。人間の体は不思議だ。
兼好師の『親子酒』は初めてか、聴いていたとしてもだいぶ久しぶり。
親父があまり粘らずともおかみさんが酒を出してくれる。だが「一気に呑んだから味もなにもわからなかった、もう一杯」とか「とーんとどこにも引っかからずに入っちゃったから……」などと言い訳がいちいち子どもじみていておかしい。
大げさな仕草をしなくても、酒の旨さをしみじみ味わっているんだなということが伝わってくるのはさすがだと思う。

今日はいつも聴いている人が多かったが、皆いつも聴いている噺ではなく「この人では初めて」というネタが多く、だいぶ得した気分。
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