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鈴本早朝寄席 平成26年1月12日 [落語]

鈴本早朝寄席
於:上野鈴本演芸場

林家はな平『看板の一』
春風亭一蔵『棒鱈』
柳家ろべえ『金明竹』
三升家う勝『井戸の茶碗』

また床で寝てしまった。
ちゃぶ台に布団をかぶせてコタツスタイルにしたので、余計に寝やすくなってしまった。猫もコタツに入って満足そう。暑くなると上半身だけ出して「フウッ」と息をつくのもかわいい。
かくして彼女とふたり、猫とともにリビングで揃ってゴロゴロ。背中が痛い。

はな平さん、ソツのない話しぶり。
親分の真似をする男と周りの「言っただろう、勝負はこの壺の中だと!」「……言ったかあ、そんなこと!?」というやりとりの間がよくておかしかった。

一蔵さん、酔っ払いの酔っ払いぶりと田舎侍の歌が問答無用に面白い。
特に『百舌の嘴』が振り付きでの大熱唱。
常にクールな寅さんもいい。暴走しそうになる酔っ払いをビシッとたしなめるところなどはサマになっている。

ろべえさん、遅刻の上になんと手ぬぐいと扇子を忘れてきたのだとか。「……どうしましょうか。なんか手ぬぐいと扇子を使わない前座噺とかリクエストありませんか」とどこまでも規格外。『金明竹』のリクエストがあがり、「でかした! ……うん、使いませんね、じゃあそれで」と噺を決める。
『金明竹』だと持ち時間が余るので、マクラに年末年始の話を。
年末に破門になった某先輩二ツ目と最後の日に交わした会話の話では、会場中を凍りつかせていた。
また、喜多八一門は「通信制徒弟制度」らしく、喜多八師の家に行ったことは数える程しかないのだとか。そのため、他の一門では正月は師匠の家に行って挨拶するのが習わしなのが、ろべえさんは毎年寄席の楽屋で新年の挨拶をするらしい。なかなか興味深い。
噺の冒頭で松公が小言を喰らう場面があるが、その小言の言い方がすごく喜多八師っぽく聴こえる。やっぱり通信制でも似るのだろうか。

う勝さんは初めて。見た目を知らなかったので、登場時には誰かの師匠が出てきたのかとちょっと驚いた。
噺は淡々としすぎていて何かを読んでいるみたいに思えた。『井戸の茶碗』はドラマチックな噺なので、クサいくらいこってりしてる方が好きかな。

終演後は会社へ向かい、休日出勤。あー仕事終わんねえー。

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