西新宿ぶら〜り寄席 鈴々舎馬るこの会 [落語]
西新宿ぶら〜り寄席 鈴々舎馬るこの会
於:西新宿 ミュージックテイト西新宿店
鈴々舎馬るこ『やかんなめ』
立川こしら『すもも太郎』
鈴々舎馬るこ『日本語学校の桃太郎』
鈴々舎馬るこ『鮑のし』
なんで10月も半ばだというのにこんな暑いんだろう。
馬るこさんは一昨日あたりに不用意なことをツイートして炎上しかけ、ネットの怖さを実感しているとか。なので「ここでの話はすべて聞かなかったことにしてください。SNSに投稿しないように!」といいながら、マクラで業界の裏話をいろいろ暴露していた。
疝気や癪の説明をしてから噺へ。助けを求める女中のか弱さと、侍がやたらダンディなのとのコントラストがおかしい。
途中までは普通の『やかんなめ』だったのだが、癪を起こして助けを求める人がどんどん増えていき、カオスな状況へ。顔を汗だらけにしながらの熱演。
こしら師はかなり久しぶり。5〜6年前くらいに聴いた以来か。CDの『高速落語』は持っているけれど。
マクラでさんざん今やっている落語以外のビジネスを語り、怪しいセミナーのような雰囲気に。
噺は、後から上がった馬るこさんによると毎回ネタ名が変わるらしく『すもも鬼太郎』になったり『すもも太郎』になったりするのだとか。「今日は『すもも太郎』ってネタ帳につけといてくれと言われた」とのこと。
桃太郎の世界の中の人たちの新作落語で、桃太郎は鬼にやられてしまって、それを聞いた人がおじいさんに伝えに行くという状況。それを聞いたおじいさんは桃太郎の代わりを拾いに川へ行くのだが、流れてくるのはかぼちゃや冬瓜などでうまく拾えない。ようやく拾えたのはすももで……というストーリー。
なんだかんだと偉そうなことを言っておきながら流れてきたものをうまく拾えないのがおかしい。それをいろいろ言い訳したり、ドヤ顔でいいことを言った感を出しているのが面白い。
仲入りを挟み、再び馬るこさんが上がる。こしら師の噺の「アンサーソング的な噺を」ということで、桃太郎の絵本を教材にしている日本語学校が舞台の新作をかける。
教師と教え子の噛み合わない日本語談義がおかしい短めの噺。
前の噺が短かったため、「残業」といいながらもう一席サービスを。
人のいい甚兵衛さんがいろいろと人に言われて右往左往している様がいい。素直というか馬鹿正直というか。周りから愛されているのが伝わってくる。
鮑を拒否する大家さんも、他の人だと頑固親父一徹な感じなことが多いが、この大家さんは追い返したことを気にしていたり、「質問に答えられたら1円どころか10円やるぞ」と言ったり、甚兵衛さんを気にかけてるいい人。噺の前半でおかみさんに「あの大家さんはいい大家さん」と言われているのだから、これくらいするとおかみさんの言葉にも説得力が出てくる。
終演後、馬るこさんのCDと、なぜかこしら師プロデュースのブレンドコーヒーの即売会が開かれる。
私は前から少し気になっていた馬るこさんプロデュースの『恐笑噺』を購入。実はオカルト大好き。UFOとかUMAとかは興味なく、幽霊のみだけど。
こしら師もいたから、『新ニッポンの話芸ポッドキャスト』で萬橘師の話を横から取らないでくれって言えばよかったなあー。
於:西新宿 ミュージックテイト西新宿店
鈴々舎馬るこ『やかんなめ』
立川こしら『すもも太郎』
鈴々舎馬るこ『日本語学校の桃太郎』
鈴々舎馬るこ『鮑のし』
なんで10月も半ばだというのにこんな暑いんだろう。
馬るこさんは一昨日あたりに不用意なことをツイートして炎上しかけ、ネットの怖さを実感しているとか。なので「ここでの話はすべて聞かなかったことにしてください。SNSに投稿しないように!」といいながら、マクラで業界の裏話をいろいろ暴露していた。
疝気や癪の説明をしてから噺へ。助けを求める女中のか弱さと、侍がやたらダンディなのとのコントラストがおかしい。
途中までは普通の『やかんなめ』だったのだが、癪を起こして助けを求める人がどんどん増えていき、カオスな状況へ。顔を汗だらけにしながらの熱演。
こしら師はかなり久しぶり。5〜6年前くらいに聴いた以来か。CDの『高速落語』は持っているけれど。
マクラでさんざん今やっている落語以外のビジネスを語り、怪しいセミナーのような雰囲気に。
噺は、後から上がった馬るこさんによると毎回ネタ名が変わるらしく『すもも鬼太郎』になったり『すもも太郎』になったりするのだとか。「今日は『すもも太郎』ってネタ帳につけといてくれと言われた」とのこと。
桃太郎の世界の中の人たちの新作落語で、桃太郎は鬼にやられてしまって、それを聞いた人がおじいさんに伝えに行くという状況。それを聞いたおじいさんは桃太郎の代わりを拾いに川へ行くのだが、流れてくるのはかぼちゃや冬瓜などでうまく拾えない。ようやく拾えたのはすももで……というストーリー。
なんだかんだと偉そうなことを言っておきながら流れてきたものをうまく拾えないのがおかしい。それをいろいろ言い訳したり、ドヤ顔でいいことを言った感を出しているのが面白い。
仲入りを挟み、再び馬るこさんが上がる。こしら師の噺の「アンサーソング的な噺を」ということで、桃太郎の絵本を教材にしている日本語学校が舞台の新作をかける。
教師と教え子の噛み合わない日本語談義がおかしい短めの噺。
前の噺が短かったため、「残業」といいながらもう一席サービスを。
人のいい甚兵衛さんがいろいろと人に言われて右往左往している様がいい。素直というか馬鹿正直というか。周りから愛されているのが伝わってくる。
鮑を拒否する大家さんも、他の人だと頑固親父一徹な感じなことが多いが、この大家さんは追い返したことを気にしていたり、「質問に答えられたら1円どころか10円やるぞ」と言ったり、甚兵衛さんを気にかけてるいい人。噺の前半でおかみさんに「あの大家さんはいい大家さん」と言われているのだから、これくらいするとおかみさんの言葉にも説得力が出てくる。
終演後、馬るこさんのCDと、なぜかこしら師プロデュースのブレンドコーヒーの即売会が開かれる。
私は前から少し気になっていた馬るこさんプロデュースの『恐笑噺』を購入。実はオカルト大好き。UFOとかUMAとかは興味なく、幽霊のみだけど。
こしら師もいたから、『新ニッポンの話芸ポッドキャスト』で萬橘師の話を横から取らないでくれって言えばよかったなあー。
コメント 0