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8月しのぶ亭 好楽一門会 [落語]

8月しのぶ亭 好楽一門会
於:根津 池之端しのぶ亭

三遊亭らっ好『転失気』
三遊亭王楽『道灌』
三遊亭鯛好『家見舞』
三遊亭好の助『蚊いくさ』
三遊亭好楽『目薬』
三遊亭こうもり『動物園』
三遊亭兼好『夏泥』
三遊亭好太郎『親子酒』
大喜利

猫のワクチンを打ちに動物病院へ行く。
いつもはやんちゃな2匹も、不安なのかケージの中でミャーミャーと鳴き声をあげる。ちょっとかわいそうではあるが大変かわいい。
暴れることもなくまさに借りてきた猫状態でおとなしく注射を受け、いい子だと褒められる。

一度家に戻り、猫たちを解放してから根津まで出かける。
『東京かわら版』では13時半開演とあったのだが、13時から開演したらしく、13時10分頃着いたらすでにらっ好さんが始まっていた。

好太郎師のお弟子さんらしく、ちょっと出っ歯で愛嬌のある顔立ち。噺もそつなくこなしている感じ。

次に出てきた王楽師は出る予定もなければそもそも好楽一門でもないのだけれど、昨晩泊まったら「パパから出てから仕事へ行け」といわれたとのこと。
そのためか、軽い前座噺をかける。なんかすごい久しぶりに古典聴いたけど、江戸弁が上手いと思った。
変な新作(失礼)なんか演らずに古典やればいいのに(余計なお世話)。

らっ好さんと王楽師はもともと出演予定ではないらしく、エクストラ扱いだったようだ。だから本来の開演前に出てきたのだろう。

で、ここからが本日の番組の好楽一門会ということになるようだ。
本来の開口一番はこうもりさんなのだが、前日のしのぶ亭で行った打ち上げで焼酎を一本あけて二日酔いらしく、出番を後ろにしてもらっていたことを散々他の兄弟子たちからいじられていた。

好楽師も古典落語を聴くのはずいぶん久しぶり。
バカ夫婦の仲の良いやりとりが楽しい。

仲入りを挟んでこうもりさん。師匠の後に上がる前座なんて初めて見た。
「酔っ払って高座で座布団を枕に寝てしまったようで……おったまげたー!」と懐からおたまと下駄をつないだものを取り出していた。これ末高吐夢時代のネタ?
客席からもいろいろ声をかけられていたが、「今日は声をかけられても処理できないんで……」とあたふた。
もともと現代に近い『動物園』を、完全に現在に持ってきたもの。両腕を突いて歩き回る虎を表現するのは、二日酔いにはキツそう。

お待ちかねの兼好師、なんだかんだで1か月ぶり。
今週は平日も「落語聴きてえなあー」と仕事しながら考えていて、ようやく好物にありつけた感じ。
泥棒の逡巡する間がすごくいい。
オチも通常のものよりもう一捻り。

好太郎師は酔っ払いの仕草というか、酔っ払いぶりがすごく自然で、わざとらしさを感じずに「あ、酔っ払いだ」とわかる。特に微妙に呂律が怪しくなるのと、小さいしゃっくりを話の間に挟むのがいかにもそれらしい。

最後は好太郎師が司会で、王楽師以外の全員で大喜利。
「トンチ相撲」と「娘都々逸」のふたつ。
兼好師はきれいな答えを出していた。意外と(失礼)鯛好さんがなかなかうまかった。
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