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黒門亭 第二部 2154回 [落語]

黒門亭 第二部 2154回
於:落語協会2F

林家けい木『冷やし中華』
林家木久蔵『天狗裁き』
柳家小ゑん『銀河の恋の物語』
春風亭柳朝『佃祭』

小ゑん師は、天文ファンらしく星を見に行った話や旧暦での七夕の話をマクラに。
「『織姫と彦星は年に一度しか会えなくてかわいそう』などというが、星の寿命を人間の寿命(キリよく100年として)に換算すると、0.3秒に一度会っていることになる。あいつら会い過ぎだ」とのこと。理系っぽい。
噺は織姫と彦星が天の川の中で短冊に書かれた願い事の選別をするというもの。

柳朝師はマクラで丁寧に歯痛を治すおまじないについて説明をしていた。
人の生き死にが多く描かれるこの噺も、柳朝師にかかるとなんとなく軽くさらっとした印象に。
佃島でのおかみさんやその亭主とのやりとりも、さらりと描いていて説教臭さがない。

終演後はアメ横に寄って、果物屋の軒先でカットスイカを買って食べる。
この時期の黒門亭や鈴本はこれが楽しみ。
たらいをひっくり返したような夕立の合間を縫い、果物屋まで。
アメ横はアジアの食材なども売っていたり、ケバブの店があってマトンの匂いなどが漂ってくる。そこに革の匂いや化粧品の匂い、さらに夕立後の蒸し暑さなども相まって、まるでタイの市場にいるよう。
日本に居ながらにして東南アジアに小トリップできるアメ横は、やっぱりちょっと特殊だ。
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