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第一回 一蔵ひとりの会 [落語]

第一回 一蔵ひとりの会
於:らくごカフェ

春風亭一蔵『出来心』『お見立て』『蛙茶番』

早朝寄席が終わって時間が開いていたので、上野鈴本から神保町までぷらぷらと歩いて移動。
途中で湯島天神にも寄ってみるが、まだ梅には早いようだ。
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RICOH CX4

昨日今日と暖かいので、散歩にはちょうどいい。

らくごカフェは初めて。
いい会がいろいろ開かれているので、行こう行こうと思っていながらもなかなか縁がなかった。

二ツ目になって初めての正月の様子などのマクラで爆笑を誘う。
第一回めの一席めは縁起を担いで泥棒噺。
羊羹の盗み食いのくだりはまるごとカットして、さっさと貧乏長屋へ。
大家とのやりとりはちょっと粗いかなあ。
あと最後に床下から出てきた泥棒は、名乗るなり俺はふんどししか盗ってないなどといい、それを大家に咎められてから「ほんの貧の出来心」となるべきところなのに、大家に「誰だてめえは」と言われた途端に謝ってしまっていた。
噺自体を何度も聴いて筋を知っているから通じるけど、初めて聴いた人は混乱するかも……。

一蔵さんは見習いの頃、デリヘルの運転手のバイトをしていたとか。
わがままなお客や嬢とのエピソードを交えたマクラから『お見立て』へ。
喜瀬川花魁はずっとニコニコとしながら優しい口調でわがままを言い続けていて、ちょっと珍しい。
これもいくつかキーワードとなる言葉や会話が抜けていて、実際にこの会話してたら意味が通じないのでは? と思うところがいくつかあって、リアリティが少し損なわれていたような気がする。
落語は頭から終わりまで嘘というかフィクションと知っているけれど、ちょっとした違和感が気になって入り込めなくなってしまい、ちょっともったいない。

『蛙茶番』の建具屋の半次のような威勢がよくて喧嘩っ早そうなキャラクターは一蔵さんに合っていると思う。
ぺらぺらぺらーっとまくし立てるところは聴いていて気持ちがいい。
威勢良く啖呵を切る『大工調べ』や『たがや』、『三方一両損』『夢金』なんかも聴いてみたい。
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