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巣鴨四丁目落語会 [落語]

巣鴨四丁目落語会
於:庚申塚 スタジオFOUR

立川志の太郎『初天神』
立川志の春『短命』
立川志の輔『パルコの練習』
松永鉄九郎 長唄『靭猿』『狸』『大薩摩節』
立川志の輔『抜け雀』

午前中にそばを食べたりお年賀を買ったりして、夕方ひとりで落語会へ。
チケットは決まった期間に直接会場に買いに来るか(ひとり1枚)、決まった日の決まった時間にメールで申し込みをするか。
『東京かわら版』にも会場のHPにも情報が出ておらず、「知る人ぞ知る」みたいな会のようだ。
私は先日行った「兼好∞」の打ち上げの席で会があることを知った。
私は直接チケットを買いに来たので手に入ったが、メールで申し込みをした彼女は先着順から漏れてしまったようだ。指定の時間ほぼピッタリにメールをしたらしいが、それでもダメだったらしく、志の輔師の人気ぶりが伺える。

まずはお弟子さんで二席。
志の太郎さんは最後の凧の場面まで。前座らしく余計なくすぐりを入れず、プレーンな印象。
志の春さんも大げさな演出は入れていないけれども、自分の世界ができていて、しっかりと土台が固まっているように感じた。やっぱり立川流はすごいな。

初めて見る志の輔師は、当たり前だけどテレビなどで見るのと同じ。
マクラではややハイトーンな声で太陰暦から太陽暦に切り替わったときの話。そこから暦が変わったことで質の期限が早まって……という新作に。
が、噺も佳境に差し掛かったかな、といったところで「と、この噺パルコ公演用にここまでできたんだけど、この先どうしよう」と衝撃の告白。そして本当にここまででおしまい。
ええええええええそんなのアリ? マジで?
いやまあメイキングみたいでそれはそれで貴重なのかもしれないけど、……え、ええ?

仲入りを挟んで食いつきに松永鉄九郎さん。長唄ってちゃんと聴くのは初めて。
いろいろと解説を入れてくれたので、なるほどと興味深く聴けた。

志の輔師の二席めは「今度はちゃんと最後までやります」との宣言から。
普通ならマクラで駕籠かきについての説明があるのだけど、冒頭で一文無しの絵描きが二回駕籠にぶつかられるという演出によって、わざとらしい説明をなくしていた。
噺は低音と高音を効果的に使い分け、素晴らしいの一言。さすが。あーよかった。


さて、これにて本年の落語納め。
高座で聴いた落語はすべてブログに書いたのでちょっと集計してみたところ、色物を含めて全319席。
やはり一番多かったのは兼好師で33席(22会)。次が遊馬師の27席(12会)、一之輔師20席(15会)。
まあ予想通りというか完全に贔屓順となった。
その後、一蔵(朝呂久)さん19席、扇辰師10席と続く。

噺としては『子ほめ』が6回で最多。
『幇間腹』『牛ほめ』『出来心』『たがや』が5回。
一時期「また『子ほめ』かよー」と思っていたのだが、そんなにダブってはいなかったんだなぁ。

それにしても結構聴いたんだなー。
これまでは聴いたら聴いただけでメモすらしてなかったけど、集計してみると結構面白い。
堀井憲一郎氏の気持ちがちょっとわかったような気がする。
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