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黒門亭 第二部 1966回 [落語]

黒門亭 第二部 1966回
於:落語協会2F

柳家まめ緑『狸札』
林家きく麿『時代劇』
桃月庵白酒『化け物使い』
金原亭伯楽『お直し』

ほぼ満席。
まめ緑さんは柳家らしく狸の噺。
札に化けて、折りたたまれそうになって「きーっ」と鳴くのがかわいい。

きく麿師は時代劇好きの中学生の男の子が出てくる新作。
面白いんだけど、基本的に時代劇ネタがベースの噺なので、水戸黄門くらいしか知らない私にはわからないネタがちらほら。

お目当ては白酒師。
化け物が日替わりで出てくるのだけれど、一つ目小僧、大入道と続いて出てきたのはなぜか小沢一郎。なにか用を言いつけようとすると、なんやかんや言ってやろうとせず、文句を言おうとすると「じゃあ辞めます」というまさに本人そのもの。
さらに続けて出てきたのはなんと小三治師。用を言いつけようとすると、長い前置きを言って断るという化け物(?)。……これ大丈夫なのかな。
女ののっぺらぼうが出てきたときに、ご隠居があからさまにスケベ親爺になるのがおかしい。
文句なしの満足の一席。

伯楽師は昔あった「落語協会20人同時真打昇進」の舞台裏や、横浜の赤線青線の思い出などをマクラでたっぷりと。
特に赤線青線の話はそもそも大きな声で語ることでもないし、今では当時を知っている人も少ないので興味深い。
『お直し』は高座で初めて聴く噺。以前、龍玉師が「自分にはまだできない噺」と言っていたが、確かにベテランでなければあの悲喜こもごもの味は出ないのかも。

本当はこの後、国立の遊馬師独演会に行きたかったのだけれど、高校時代の集まりがあるのでそちらへ。
なんか遊馬師独演会は休出だったり用事があったりでなかなか縁がない。
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